#RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます

水銀あんじゅ

第一弾:2020年9月8日~

森 湖春著『皇帝陛下のあたため係〜美貌の白蛇陛下は好きな子の名前を素直に呼べない〜』

こんにゃー水銀あんじゅです。今回はツイッターで募集した企画、


#RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます。をやっていきます。


企画の都合上、ネタバレの恐れがありますことをご了承ください。


今回はファンタジー少女小説を中心に活動なさっている、森 湖春さんの作品です。


作品概要


主人公菊花が後宮の宮女として勧誘され、なぜか皇帝陛下と添い寝をして、彼を本当に比喩なしに温めるといった中華風恋愛ファンタジーです。


主人公の12星座イメージは?


主人公菊花は、天涯孤独の田舎娘です。彼女の行動原理は後宮に宮女として推薦されるところに集約されていると感じました。


宦官の登月から、彼女は宮女にならないかと勧誘を受けますが、彼女にとって、後宮に行くことになる決め手となったのがこれです。


第六話 登月 からの引用です。


宦官の登月「さらに、宮女候補だけが入学できる女大学で、好きなだけ勉強が出来る」


主人公の菊花(こ、これほどまでに魅力的なお誘いがあるでしょうか……答えは、否! あるわけがありませんっ!)


といった感じで、彼女は知識を深めることにとても貪欲です。このことから私は射手座らしさを感じました。


射手座というのは、未知の領域や精神性、専門分野を司る星座です。


後宮で学べることといえば、田舎娘の菊花からみれば、専門的なことを学べる場所でもあり、未知の空間でしょう。


そしてその後も彼女は、後宮で学んだ知識を駆使し問題解決をしていくことになります。


主要舞台の星座イメージは?


基本舞台は後宮です。後宮はどう考えても蠍座のイメージ一択です。


蠍座は特定の人や物に密接にかかわっていく星座です。そのため深く関わらないと、見えてこないものを司ります。


後宮は基本的には宮女や宦官、皇帝といった特定の人しか入れません。そして世継ぎを生み出す場所でもあります。蠍座は性と死も司ります。


艶っぽい意味がないあたため係とは言っても、添い寝の時点で息遣いまで聞こえるほどの近い関わりがあります。つまり密接といった点でも、蠍座らしさがあるでしょう。


文体の星座イメージは?


この作品は三人称の一視点です。


主人公の菊花を中心に、ヒーローの白 香樹などに視点が切り替わります。そのため読者はその時語っている登場人物の視点をなぞる形になります。


どの視点になっても、心情を優先して書いている印象を受けました。そのため共感性や感情重視の蟹座イメージです。


そして文の切り方は簡潔で分かりやすさを感じました。そのため簡潔な分かりやすさを重視する獅子座イメージ。


そして一文ごとに空行を開けている気遣いには、調和・気品を大切にする天秤座らしさを感じました。



まとめ


専門分野を身に着けることで後宮を渡り歩く菊花なために、射手座の匂いがする小説といえるでしょう。後宮という蠍座の世界で、射手座が動いているといったイメージです。


素敵な作者さん情報


※森湖春さんは小説家になろうを中心に執筆活動されています。

今回の作品もそちらで読めます。


次回予告


次回は蒼真まこさん著『あおとみずいろと、あかいろと』の予定です。


この企画について


企画の進捗についてはツイッター内のハッシュタグ、 #RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます第一弾進捗 をご覧ください。






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