第32話 依桜ちゃんたちの大食い勝負(笑)

「大食いがしてえ」


 週初め(学園祭の振替休日の影響で火曜日)の昼休みの教室にて、唐突に態徒が放ったその言葉から始まった。


「え、えっと、態徒? 急にどうしたの?」

「いやよ、昨日テレビ見てたら、大食い系の番組やっててな。一度でいいから、ああいうのがしてみてーんだよ」


 あ、そんな理由なんだ。

 いやでも、大食いがしたい、なんて考えが出るとすれば、テレビとか漫画とか、そっちの方面だもんなぁ。


「態徒君って、結構影響されやすいもんねぇ」

「やるにしても、どこでやるの? というか、ああいうのってやろうとしたらそれなりにお金かかるじゃない」

「だよなぁ……」


 未果の意見にがっかりしたように肩を落とす態徒。

 大食いかぁ。

 興味がないことはないけど、やるとしたら、今のボクが食べられるのはどれくらいになるんだろう?


 男の時は、かなり動いていたから食べられたと思うけど、さすがに今は女の子になっちゃってるから、そこまで食べられないと思うんだよね。

 変化する直前の時は、胃が小さくなったように感じたけど、今ならあの時よりは食べられるんだよね。

 一時的なものだったのかも。


「ただいま……って、態徒はどうしたんだ?」


 ここで、晶が戻ってきた。

 落ち込んでいる態徒を見て、困惑した様子。

 晶は、四時間目終了とともに、先生に呼び出されて一度席を外していた。


「あ、おかえり晶。えっと、大食いがしたいって言っててね」

「私が金銭的に無理って言ったの」

「あーなるほど。……大食いね。………なあ、依桜」

「なに?」


 一瞬思案顔になった晶が、ボクに話しかけてきた。


「土曜日のあれ、使えるんじゃないのか?」

「土曜日? ……あ! あれ?」

「ああ。少なくとも、こいつの要望は叶えてやれると思うが」

「そうだね」


 言われてみれば、あれがあった。

 碧さんにもらったあれ。


「土曜日? 二人とも、土曜日になにかあったの?」


 ボクと晶だけが通じ合っていることが気になった未果が、土曜日について尋ねてきた。


「あー、えっとだな。突発的なバイト? をやってな。まあ、素人だからってことで、お金じゃなくて、こんなものをもらったんだが」


 さすがに、モデルをやっていたとは恥ずかしくて言えなかったんだろうね。

 バイト、ということで濁している。

 でも、素人っていうワードは言わないほうがよかったかもしれないよ、晶。

 ……まあ、どの道、雑誌に載るみたいだし、そう考えたらいずれバレそうなものだけど。


「えっと、『御柱市内全飲食店フリーパス』? って、これって……」


 未果と女委はこれが何かということに気が付いたのか、目を丸くしている。

 態徒だけは、頭の上に疑問符が大量生産されてるけど。


「まあ、その、お仕事の報酬でもらったものだよ。たしか、御柱市にあるすべての飲食店で使える、フリーパスだよ。今年一杯が期限だけど、それがあれば、この街限定で食べ放題飲み放題だよ。あと、使い放題」

「マジで!?」


 ようやく何かが分かったのか、態徒の頭上から疑問符が消え、喜色満面と言った様子で叫んでいた。


「うん、マジだよ」

「じゃ、じゃあ、それがあれば大食いができるのか!?」

「多分できると思うぞ。なんなら、ここにいる五人でどこか食べに行くか? すぐに行けるぞ」

「行く行く! 絶対行くぞ!」

「いいね! わたしも行くよ!」

「私も面白そうだし行くわ。……まあ、こんなとんでもないもの、一体どんなお仕事でもらったのかはすごく気になるところだけど」


 未果の口から出た疑問には、苦笑いせざるを得ない。

 絶対面白がられるだろうし。

 少なくとも、今はまだバレたくない、というのが本音かも。


 晶なんて、もっとそうだと思うよ。

 だって、バイトをしてたこと自体、バレたくない、みたいな様子だったしね。


「そ、それは多分、近いうちに分かるんじゃない、かな?」

「ふーん……ま、いいわ。で、どこに行くの?」


 訝し気で、どこか楽しそうな雰囲気の未果だったけど、ボクの発言でなんとか引き下がってくれた。

 ……バレた時が怖いよ。


「そうだなぁ……オレ的には何でもいいんだよ。とりあえず、大食いがしてぇ! ってだけだからな!」

「わたしも、どこでもいいよ~」

「私も」

「俺も」


 みんなどこでもいいんだ。

 ジー。

 な、なんか、『お前に任せた!』みたいな意地の悪い笑顔がボクに集中してる!

 なんて人任せ!

 でも、だれか一人が言わないと、決まらないよね……。


「うーん……とりあえず、肉と魚どっちがいい?」


 最低限、こっちの種類だけでも決めておかないと。

 そのほうが、ボク的に案を出しやすい。


 ……まあ、なんでボクがそれをしているのかはわからないけど。

 普通、こういうのって言い出しっぺの態徒が案を出すものなんじゃないの?


「オレはどっちでもいいしなぁ」

「どちらかと言えば、魚ね、私は」

「わたしも~。ここのところ、あまり魚を食べてなくて」

「あー、俺としても、魚がいいかな」


 態徒はどっちでもよくて、ほかの三人は見事に魚で一致、と。

 そうなると……


「安直だけど、お寿司、とか?」

「まあ、定番よね」

「俺はそれでいいぞ」

「異議なーし」

「オレも、当然賛成だぜ!」


 満場一致で決まった。

 すんなり決まってよかった。


「じゃあ、今日の放課後、そのまま行く?」

「ああ、オレとしては、思ったのその日にやりたいところだ!」

「特に予定はないわ」

「楽しみ~」

「俺も、今日はバイト入ってないから大丈夫だぞ」

「決まりだね。それじゃあ、放課後ね」


 そんなこんなで、食べるものが決まり、場所も決まり、



「よっしゃあ! 食うぞ!」


 放課後、市内の回転寿司チェーン店に来ていた。

 お店に入るときに、ちゃんとパスが使えるかを確認してあるので、万が一ここでは使えません、みたいな状況になることはない。


「あ、態徒、大食いというからには、当然、勝負するのよね?」

「おうよ!」

「え、勝負するの?」


 聞いてないんだけど……。


「まあ、当然だよね~」

「はぁ……まあ、未果がいるわけだし、言うとは思った」

「それで、罰ゲームは?」

「あ、あれ? 本当にやるの?」


 なんか、すでに決定事項みたいな雰囲気なんだけど。


「何言ってるのよ。やるに決まってるじゃない」

「いや、当たり前みたいなことを言われても……」


 ボク、まだやるとは言ってないんだけど。


「当たり前じゃない。やると決めた以上、やっぱり楽しいほうがいいでしょ?」

「だからと言って、勝負にするのは……」


 そもそも、今のボクがどこまで食べられるかわかってないし。


「まあまあ。こういうのは、罰ゲームも含めてやるから楽しいのよ」

「あの、未果? ボクやるって言ってない――」

「やるの」

「だからね?」

「やるの」

「あの――」

「やる」

「そ――」

「やれ」

「……はい」


 未果の笑顔の圧力が強すぎて、結局了承してしまった……。

 なんでボク、嫌だと言い切れないんだろうなぁ……押しに弱いのかなぁ。


「じゃあ、罰ゲームだけど……何かいい案はある?」

「罰ゲームねぇ……」

「罰ゲーム……」

「普段やらないからな……」


 うんうんとみんないい案がないかと悩んでいる。

 ……やるからには、ボクも考えてみようかな。

 罰ゲーム……罰ゲームかぁ。

 意外といいのが思い浮かばないもんなんだなぁ、こういうの。

 よくある定番どころだと、やっぱりパシリとか、一発ギャグとかだよね。

 でも、それだと難しいだろうし……あ、そうだ。


「じゃあ、一番食べなかった人は、倒れて動けなくなるまで全力疾走、っていうのはどう?」

「「「「…………え?」」」」


 あ、あれ? 何今の間は。

 ボク、何か変なこと言った?


「……な、なあ、依桜のやつ、大食いの罰ゲームに、ある意味一番持ってきちゃいけねえもん持ってきたぞ」

「罰ゲームというより、デスゲームだろ、あれ」

「大食いの後の満腹状態で、全力疾走って……鬼畜じゃない?」

「確実に、吐きそうだよね。新宿のおっさんみたいになりそう」


 ※新宿の方、すみません。


「つーか、あの顔と性格で、こんなえげつない罰ゲーム持ってくるとか、依桜って見た目に反して、Sなのか?」

「……かもしれないわね。普段気弱な人ほど、攻めの時とかえげつないし……」

「や、やっぱり依桜君ってば、攻め? 隠れ攻めなの? 受けみたいな顔して、本当は攻めなんだね! ヒャッハー! 筆が乗るぜ!」


 なんか、四人で話し出したんだけど。

 みんな、表情が強張っているのは気のせい?


 あと、女委のテンションが急におかしな方向に行ってるんだけど。

 いやそれ以前に、すごく寒気がしたんだけど。何かこう、おかしな想像をされてるような……?


「あ、あの、どうしたの?」

「い、いやなんでもないぞ! うん。あ、あれだ! えーっと……依桜の罰ゲーム採用!って話だよ!」

(((馬鹿野郎ッ!)))


 うわっ、態徒に対する三人の視線が殺人鬼の死線になってる!

 態徒は一体何をやらかしたの?


「そ、そっか。てっきり、ボクがおかしなこと言ったから、裏で何か言われてるのかと……」

「だ、大丈夫よ! じゃ、じゃあ、早速食べましょうか!」

「う、うん」

「「「「「いただきます」」」」」


 大食い勝負が始まった。



 始まった大食い勝負がどうなっているかというと、


「くそっ! ラーメンを食べたのは間違いだったかっ……」

「さすがに、同じものは飽きたわね」

「美味しいねぇ」

「はぁ。とりあえず、最下位にならなければいいか」

「うん、美味しい」


 こんな感じ。

 態徒は、お寿司だけでなくサイドメニューも食べていくスタイル。

 未果は、とりあえず、一番好きなネタだけを食べていくスタイル。

 女委は、失速などなく、ひたすら食べている。

 晶は、自分のペースで安定して食べている。

 ボクは、晶と未果の食べ方を足して二で割ったような食べ方。

 態徒は、何を考えたのか、ラーメンを食べるという暴挙に出た。


 この大食い勝負のルールは、おおざっぱに言うと、お皿の枚数で競う、これだけ。

 一番多い人が勝ちで、一番少ない人が負け。


 制限時間は、一時間となっている。

 現時点で、残り三十分。


 それぞれの枚数は、態徒が十九皿、未果が二十一皿、女委が、二十四皿、晶が二十皿、ボクが二十二皿となっている。

 意外にも、女委が一番食べている。


 その体のどこに入っているんだろう? ってくらいに食べている。

 ……それを言ったら、ボクもなんだけどね。


 で、案の定、言い出しっぺの態徒が一番食べてないという状況。

 マイペースに食べている晶と僅差の状態です。


「ぐふっ……こ、このままでは負ける……」


 限界近い表情で、態徒が何かを呟いていた。

 そして、何を考えたのか、


「ふと思ったんだが、こんなに食べたら太りそうだよな」


 ある意味タブーなことを平然と言ってきた。

 その瞬間、手が止まった人が一人。

 未果だ。


「……だ、大丈夫、大丈夫よ……動けば減る、動けば蓄えない……」


 目が虚ろになり、ぶつぶつと独り言をつぶやいている様は、まるで悪霊に取りつかれたかのよう。

 かなり怖い。

 というか、平気で言った態徒は本当に度胸があると思う。

 ボクだったら、後が怖くて言えないよ。


「未果ちゃんはそう言うの気にするもんね」

「……そう言う女委は、どうなの?」

「わたしは、太りにくいっていう体質じゃないけど、やせやすくもあるし太りやすくもある体質だからねぇ~。ちょっと太っても。少し減量するだけで普通の体型に戻るからね~」

「う、羨ましい……」


 未果でも体重とかは気にするんだ、と失礼にも思ってしまった。

 そして、そう思ったのが伝わってしまったのか、ぐりんっ! と首だけをこちらに向けてきた。

 怖いよ!


「え、えと……な、なに?」

「依桜って、昔からそれなりに食べてたのに、太らないわよね? ……なんで?」

「な、なんでって言われても……た、体質、としか」

「ふ~ん? まあ、食べた栄養全部、その胸に行ってるのかもねぇ?」

「……ご、ごめんなさい」


 謝ることしかできなかった。

 だって無理だもん!


 この状態で慰めを言ったら、ボクは殺されちゃうよ! 何をされるかわからないよ!

 多分、ボクの苦手なことを笑顔でやってくるよ!


「アハ、アハハ、アハハハハハッ! ……タイト、コロス」


 ああ、未果が壊れた!

 晶たちに視線を向けると、サッと目をそらされた。

 関わりたくない、っていう意思表示なんだろうなぁ。

 ということは、ボクに押し付けるつもりってことだよね?


 ボクに死ねと言っているのかな?


「み、未果?」

「ナニ?」


 ゴキッ! という音がしそうなほどの勢いで首を傾げ、瞳孔を開ききった虚ろな目に、うっすらと浮かべた笑みをしながら、未果がこっちを向いた。

 怖い怖い怖い怖い!

 お化け以上に今の未果が怖い!

 どんな魑魅魍魎でも、今の未果を見たら裸足で逃げるレベルだよ!

 だって、背後に顔が三つある能面さんが大太刀を肩でトントンしてる姿が見えるんだもん! 幻覚かもしれないけど、見えるんだもん!


「あ、え、えっと……た、態徒でストレス発散すれば、食べた分消費できるよ!」

「お、おい依桜!? おま、それはない――」

「なるほど、その手があったわね」

「え、あの、未果? 未果さんや?」

「ふふ、ふふふっ! そうよ! 食べた分は体を動かす! 当たり前よね! つまり、態徒を動けなくなるまでボコボコにすれば、消費できるわよね!」

「無理無理無理無理! オレ死ぬ! 今の未果にボコボコにされたら、オレが死んじゃう!」


 未果の今の状況に危機感を覚えた態徒が、必死で言い募るが、ここまで壊れた未果が利くはずもなく、


「コロス」


 端的に、且つ、最もわかりやすく、殺意を放っていた。


(((態徒(君)死んだな(ね))))


 ボクと晶、女委の三人は、心の中で合掌した。


 その後、態徒は、殴られるのが嫌なら、負けなければいい! と、当たり前のことを言い出していた。

 しかし、


「フフ、フフフッ! アハハハハハッ!」


 壊れた未果の、暴飲暴食に敵うはずもなく、制限時間が過ぎていた。

 結果。


「えっと、ボクが二十九皿。未果が、三十八皿。晶が、三十皿。女委が、四十七皿。そして態徒が――二十四皿」


 こうなった。

 実際のところ、十九皿の時点で、態徒は限界だったらしく、二十四皿目を食べた瞬間、机に頭からヘドバンしに行くという事態になった。


 未果は未果で、二番目に食べていたけど、終了した瞬間、虚ろな目に、さらに磨きがかかって、底なしのようなナニかを発していた。


 かなり怖かった……。


 女委に関しては……本当に、どこに入ってるの? と言わんばかりの量のお寿司を平らげていたのは、本当に驚愕するほかなかった。


 ボクは、男の時よりも食べられなくなってたけど、問題はなかったです。


 さて、終了したということで、お会計へ。

 お会計と言っても、パスを使うので、結局タダなんだけどね。


 ……レジに行ったときに、店員さん(女性)にパスを見せたら、ひきっつった笑みを浮かべていたけど、ボクが申し訳なさそうにしたら、なぜかほっこり? した表情を浮かべた。なんで?


 会計を済ませ、外に出ると、当然のようにあの話になった。


「さて、態徒。覚悟は、できてるわよね?」

「ま、待ってくれ……い、今の状態でボコボコにされたら、普通に吐く!」

「関係ないわ。じゃあ、お仕置きね☆」

「ちょ、まっ……ぎゃあああああああぁぁぁぁ……!」


 罰ゲームもあるのに、すでに開始前から別の罰ゲームを受けるあたり、本当に態徒だなぁと思う。

 自業自得とはいえ、あまりにもかわいそうなので。


「『ヒール』」


 回復魔法をかけてあげた。


「あ、ありが、とう……やっぱり、い、依桜が、一番、可愛い、な……」

「そんなこと言ってないで、早く罰ゲームしないと、帰れないよ?」

「……え、やるん?」

「だって、罰ゲームを了承したのは態徒だし、当然やらないとでしょ?」

「畜生めぇえええええええええええええええ!」


 ものすごい速さで起き上がると、そのまま、全力で走り去っていった。


(((改めて思ったけど、依桜(君)、えげつない)))


 また、みんなが同じことを思った気がする。

 一体、何を思っているんだろう? かなり気になるけど、教えてくれそうにないよねぇ。


「さて、帰ってくるまで待ちましょうか」

「そうだね。疲れて倒れるまで、だから一応アフターケアはしないと」

「……自分で行かせて、自分でケアするって、完全にやっていることがジゴロの手口だよな」

「意外と、依桜君は無意識で落としてるのかもね」

「言いがかりだよぉ。ボクがそんなことをするように見える?」

「「「見える。というか、今やってた」」」


 そんな、三人そろって言わなくても……。

 ボク、ジゴロなの?


「まあいいけど……態徒大丈夫かな?」

「まあ、大丈夫だろ」

「変態だし、美少女に責められて嬉しいんじゃない?」

「態徒君、どっちかと言えば、Mだもんねぇ。意外と、依桜君と相性いいんじゃないの?」

「や、やめてよ! あと、恋愛する気はないよ、ボク」


 そんなくだらないことを話しながら、態徒の帰りを待った。

 十分くらい経った頃、ようやく態徒が戻ってきた。

 ぼくたちの目の前に来るなり、ドサッと前のめりに倒れた。

 ピクリとも動かなくなった、態徒を見て、


「……帰ろっか」

「「「賛成」」」


 気絶しかけている態徒を晶が担いで、ボクたちは帰宅した。


 次の日、態徒は『二度と大食いはしねえ』と言っていた。

 ほとんど自業自得だと思うけど、思い返してみれば、あの罰ゲームはなかったなと、ボクも反省した。


 結論。食事は、ほどほどが一番だね!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る