第7話 温泉宿のハプニング
俺はスレイン達と別れたあと宿をとった。今回は前までの宿と違いなんと「温泉」がついているという。実を言うと俺元いた世界で良く親友と共に温泉をまわっているほどの温泉好きなんだよ。それにモモやネロも温泉は好きみたいだからちょうど良かったのかもしれない。モモとネロには先に温泉に行ってもらってる。俺は何をするかというとさっきのクエストクリアの件で新たなスキルを手に入れたみたいだからその確認をする。
「え~っとスキル、スキル、ん?これか?」
【クエストクリア ランクF】
スキル 武具創造〈低品質〉:金属から武具を創ることが出きる
スキル 硬化〈1ヶ所のみ〉:身体の1ヶ所のみを硬く出きる。
今回のクエストはゴブリンとオークの2種類だったから弱いスキルを手に入れたみたいだ…けど〈低品質〉とか〈1ヶ所のみ〉とかは何度も同じクエストをクリアすればランク?も上がるのかもしれない。っとスキル確認もこれぐらいにしてそろそろ俺も温泉に行くとするか。
服を脱ぎタオルを持って風呂(温泉)へのドアを通った。白い湯気がたち、竹林に囲まれ、水面に月が映る露天風呂、それだけなら完璧なのだが普通ならばいるはずのない2色のものが浮いている。小さきながらも豊満な胸を持っている悪魔と背も普通で胸も無い天使であるネロとモモだった。2人は俺が来たのに全く反応しないて言うかのぼせていた。温泉でのぼせるってどんだけ長く入ってたんだよ………もしくは昔の出来事を語り合ってたのかもしれないな……でもこれって助けないとヤバイかな。ほっといてもどうにかなると思うけど、2人がいたということはここが混浴という可能性が高い。他の男性客が来る前に部屋につれていかないと2人とも悶え死んだり…するかも知れないしな。え~っと
「モモ、大丈夫か~なにのぼせてんだよ。反応しないんならいたずらするぞ」
「……んん…んっ……………うぇ…?…な、ななななんでリンがここにいるの?こ、こ、こ、ここは女風呂よ。出てっいってよ!」
「知らねぇよ、俺は男って書かれたのれんをくぐって風呂に入ったらネロとお前が湯船に浮かんでたんだよ。………俺はともかく他の客が裸を見られるのは嫌だろ?さっさとネロをつれて戻ってろ、ネロはショック受けそうだし……お前と違って……」
「お前と違ってって何?私に胸がないって言いたいの?」
「はぁぁ~今日も疲れたな~。まぁ、ここで汗を流して酒飲んで明日も頑張るか~」
「ほらな、他の客が来た。さっさとネロつれて部屋に戻っておけ。俺は風呂に入りたいんだよ。」
「わ、分かったよ。じゃあ先に戻ってるから。」
モモがネロをつれてようやく出てった。俺はさっさと体をあらって風呂に浸かった。久々の温泉はとても気持ち良かった。他の
風呂から出ると部屋の隅にネロがうずくまってた。宿はいままでと違い畳と布団の組み合わせだった。モモに聞いてみたところ俺に裸を見られたかも…って言ったらこうなったらしい。緊急事態にそんなことしないって言うのに俺ってそんなに信用されてないかな?まぁたった数日だしな。だけどネロって一応俺の眷属だからご奉仕とか……ってそんな話はもういいか。どうせ明日もクエストやらなんやらとしていくわけだからさっさと寝ることにしよう。明日起きたら何かが変わってることも知らずに寝入った……
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