さよなら、ライトノベル

『さよなら、ライトノベル』Han Lu様


https://kakuyomu.jp/works/1177354054885163163



ライトノベルってなんてビミョーなものなんだろうって、ライトノベルってものについて調べて、考えるにつけ思います。

ノベルとはいえサブカルチャーの扱いで、でもマンガよりは格は上っていう扱いに始まり、今ではどうなんでしょう? アニメやマンガの評価が上がったことで、相対的にラノベの地位がこれまたビミョーになっているような気も。近々では、web小説とライトノベルは切り離して考えた方が良いのでは、とも思えますしー(ぐるぐる)。


そんなライトノベルというものを真正面からとらえつつエンタメ性あふれるストーリーに絡ませている本作。テーマとなるのは「想像力」です。


現代人は「想像力」を奪われつつある――これって実は80年代から民俗学や社会学、思想史、文学論の中でも指摘されている問題なのですね。専門家は早くから論じていたのだと最近分かりました。


そんな社会的な問題をエンターテイメントに見事に落とし込んでくれた本作。私はつい、そのテーマの方に注目してしまうのですけど、単純にお話も面白いです!

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