木星で春を待つ鬼

『木星で春を待つ鬼』箱守みずき様


https://kakuyomu.jp/works/1177354054887587097



なんてセンスのいいタイトルなんだ!って最初に思ったんです。「木」で「春」で「鬼」ですから。中身はごっつSFなのですけど。


ですけど、作中で多彩な分野の学者7人が登場するように、ジャンルを串刺しにした親和性がものすごくて、SFの皮で包んだヒューマンドラマ感満載のミステリー、みたいな。とにかく独特な読み応えでした。


度々出てくる7人が審議する場面なんてハラハラドキドキです。何が正解かなんてわからないのですから。でもそれが、選択するってことなのですよね、きっと。

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