27日目 夜 捕足

 本文中にもあるように、ここまでの時点で破竹の勢いで主を倒し、魔域を攻略して、一段落ついた時点のものです。この頃はまだ、それぞれの目的を1つも達成出来ていないので、パーティメンバーへの言及が多くなっています。

 チェルシーの二重人格者設定は、正直なところPLも持て余しており(キャラクターはキャラクタービルディングブックで作成、それも種族とタイプ以外は全てダイスロールで決定したため、普段使っているキャラクターとは皆勝手が違いました)、実際のプレイ中でそういった描写をすることがなかった分、こちらで強く言及されています(最終的には更に持て余し、ほとんど言及しなくなってしまいましたが)。

 文中に登場するミスティックという単語は、ソード・ワールド2.0時代に存在した技能の名前です(サプリ、カルディアグレイス収録)。占いによって、パーティメンバーにバフや敵にデバフをかけられたり、不利になった交渉や、先制判定をやり直す(所謂、『という夢を見たのさ』)ことが出来るという技能でした。

 ここから先はパワーレベリングの甲斐もあり(私が事前にクリアしておいたため、クエストの取り逃しも運が絡む1つを除いてありませんでした。また主の行動パターンに好かれ、ほとんどタイムロス無く主を倒せていたのも大きかったです)、加速度的に戦闘が楽に(あるいは単調に)なっていきます。上級戦闘や熟練戦闘にすると、処理が煩雑になったり(熟練戦闘)、影走りなどの戦闘特技によって逆に難易度が下がったり(上級戦闘)するため、最後まで基本戦闘でプレイしていたのも一因でした。

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