短歌
ミヤマ
短歌
複素平面歩くユダの子供ら 13+iの直線
沼に沈んだオフィーリアたちを
穢土を這う
「的皪として」 何を形容すべきか迷う 玩具箱を前にして
青い電気のひだりうでがうまれる S県Q市I村の畑で
夢占いを受けた父親が黒い太陽の肛門を視る
切り株や ははがこしかけ ちごのくび 草のはたてを まろびわらうか
脛振の膿五滴たむけ餓鬼供養 眼潰れし いもとかへらず
蝸牛の殻に詰まった父親たちを取り出す ベジェ曲線の日
失明したメリエスの月を問診しに医師たちが打ち上げられた
脱走した人造ナマコたちの村 子ナマコ一匹 供物に使う
贋のおつきさまが動くには遊星歯車が2つ必要になる。
生きた屍となりしオフィーリア 睡蓮の花びら食みていずこ泳ぎしか
逆回り する時計 見る改悛者 肉へ戻りし 刃先の血糊
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます