母と僕

蜜柑

第1話

僕の名前は優太 21歳 性別は男だ 恋愛対象も男だ


僕の家は貧乏で、父親も居ない。

女、1人で育ててくれたお母さんには感謝している分、恋愛基準が男性である事は打ち明けずらい。

でも、いつかは打ち明けないといけない時が来ると思っている。

僕には、1年前からお付き合いしている男性がいる、その人の名前は涼だ。 僕より2歳年上で

優しくて、かっこいい。そして、お金持ちだ。

なんでこんなにいい人が僕なんかと付き合っているのだろって毎回思う。

愛情表現も凄い、中々凄い 毎回僕は照れてしまうレベルだ

まぁ、その話は置いといて


涼と付き合って、もうすぐ2年が経つ。

涼は親に言ったみたいで、涼の親も賛成してくれるいる。だからこそなのかもしれない。

僕のお母さんは男性嫌いなんだ、父親はギャンブルにハマって挙句の果てに借金を残して、僕達を捨てた。

その、借金を返す為に、お母さんは毎日毎日遅くまで働いてる!

お母さんは毎回、僕に言う言葉がある。それは…

いい優太、貴方は幸せな家庭を作るんだよ。

貴方ならきっといいお嫁さんに報われるわって言うんだ。

その言葉聞く度に言いずらい。凄く申し訳なくなる

でも、言わないといけないって毎日思う

明日こそは 明日こそはって毎日思っては言えない日々。月日が経ち、明日は涼と付き合って2年目の記念日だ。

だから、今日言わないといけないだ

今日こそ言うぞ。

僕「お母さん、ちょっと良いかな?」

母【あら、優太どうしたの? 】

僕「うん。ちょっとねぇ。まぁ、良いから座って」っと僕は言った

少しの間沈黙が走った。その沈黙は僕に取っては凄く長い沈黙に思えた。

そしてお母さんは

母【…。わかったわ 】っと言って席に座った。

やっと打ち明ける時がきた、僕の心臓はドクッドクッといつもより早かった。手汗も凄い、それほど緊張しているのがわかった。

僕「僕、お母さんにずっと言わないといけない事が

あるんだ。」

母【何?】

僕「僕…1年前から男の人とお付き合いをしているんだ」

少しの間沈黙が走った

母【そっか】っと母は涙を流しながら言った

僕は母の泣いているのをみて、凄く申し訳なく感じた。僕は無意識に

僕「ごめんね」っと言う言葉を発していた

お母さんは涙を流しながら、

母【なんで、優太が謝るのよ。逆にお母さんの方こ

そ、ごめんね。言いずらかったでしょ。】っとお母さんは言った。

母【でも、優太ごめんね。お母さんは賛成も反対も出来ないや。でも、優太が幸せならば、お母さんはそれで良いのよ】って言って僕を抱きしめた。

僕はその暖かさに泣いてしまった。

2人揃って泣いた。泣き止んですぐにお母さんは

母【今度、彼氏さんを家に連れてきなさい

お母さんも会ってみたいわ】って言ってくれた。僕はその言葉に、また泣いたしまった。

お母さんは

母【あらあら、また泣いてしまったわ‪w】っと

お母さんも笑いながら涙を流していた。

僕は泣きながらうなづいた。

お母さんは

母【話してくれてありがとう😊】っとお母さんは笑顔って言った。僕もつられて笑顔になった。

僕「僕の方そこ聞いてくれてありがとう😊お母さん大好きだよ」っと僕は言った。

母【お母さんも大好きだよ⠀】っと笑顔で僕達は抱きしめあった。

僕は今日1日緊張したけど、最後は緊張している事さえも忘れていた。

話して、話せて良かったっと思った1日だった。

明日はいい記念日になりそうだ☺️

[完]

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

母と僕 蜜柑 @mio0405

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ