悲しい抹茶ラテの味

昨日、久しぶりに駅中のカフェに息子と行ってきました。2人でカフェに行くのって、どのくらいぶりなんだろう?・・・コロナ前だからかなり久しぶりですね。


ここは、和風のカフェで、抹茶やほうじ茶のスイーツなどがあって、パスタなどの軽食もあり、席も広々として照明も暖色系でまったり出来るので、なかなか過ごしやすい。今の家の私の新しいお気に入りのカフェとなったので息子を誘ったら、珍しく行く気になったようで行ってきました。ここは、アイス抹茶ラテが美味しいんです。抹茶ラテの上に抹茶のソフトクリームがのっていて黒蜜がお好みでかけられる。それを楽しみに通りを歩いていると、ちょっとした事件がありました。


カフェのある駅に向かって歩道を歩いていると、ちょうど小学生の下校時間だったのか、黄色いカバーを付けたランドセルの男の子と、友達なのか兄なのか黒いランドセルの同じ年頃の男の子が歩いていました。私と息子の進行方向に彼らも歩いているのですが、鬼ごっこなのか追いかけっこなのかをしながらふざけて走り回っています。私たちがその子たちを追い越すと、走ってまた私たちの前に入り込んできて、お互いにじゃれてと言うのを3回くらい繰り返している。私は内心「歩きづらいなぁ、ちょっとうざいし、前か後ろか決めて歩いて欲しいなぁ」と思っていました。息子もそう思っていたようで、細い道で通行人とすれ違う時にその子達が横にいて息子は上手くすれ違えなかったようで、ちょっと体をくねらせて少し大袈裟な素振りでその子たちの横を通り抜けるような感じになってしまったようです。1年生の男の子が後ろで「おじさん!」と小さな声で言っています。明らかに息子に(笑)その後、割とすぐにその子たちは道を曲がっていなくなってしまったのですが、息子は「まだ高校生だよ。言うならお兄さんだろうが・・・」と小さく呟いていました。


人生初の「おじさん」呼ばわりです(笑)私は聞こえなかったのですが、息子が言うには1年生の子は「ジジイ」とも言っていたそうで、かなりしょげていました(笑)私はなんて声をかけたら良いか分からなくて適当に出任せに「まぁ、小1くらいなんて小学5、6年から中学生くらいまでがお兄さんで後はみんな「おじさん」って感覚なんでしょう」と言って慰めておきました。あんな慰め方で息子は救われたのかなぁ(笑)


夫に息子の「おじさん」話をしたら、吹き出していました。「おじさん」呼ばわりされてしょげている息子を想像して面白かったみたいです。「小学生は辛辣だからなぁ」だって(笑)まあ、生きていれば誰もが通る道です(笑)

ちょっと悲しい抹茶ラテの味となってしまったようです。

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