今日は3月最後の日。春休みもそろそろ終わりに近づいてきました。4月になったら高校の新生活が始まるので、息子は遊びたおしています。入学式後は時間割も毎日7時間授業とかで忙しくなるそうです。

息子は受験が終わってから電車での一人旅、何回も行っています。ただの日帰りの遠出なのですけど、あまり近所以外で遊ぶこともなかったので、楽しいらしい。マスクをして、飲食店に入れないのが残念らしいですけど、息子にとっては一人旅に等しいらしいです。電車に乗って隣の県に行って写真を撮って街をぶらぶらするそうですが、「世界が開けた」と言っています。高校入学前の自由な時間、義務教育では無くなったというちょっと大人になったような感じ、私もなんだか覚えがあります。

自分で大人になったなぁと思った瞬間って、覚えていますか？私は26歳の時です。友達と国内旅行は何度か行っていたのであまり思わなかったのですけど、初めて友達と海外旅行に行った時です。就職して貯金して初めて自分のお金でカナダに行きました。海外旅行って、日本では味わえない不思議な感覚があります。言葉も伝えるのに結構苦労するし、緊張感もあるし。食事の量や味付け一つにとっても初めての体験がいっぱいです。空港に降り立った時、その国特有の匂いがあります。しばらくいると分からなくなるのですけど。

友達とナイアガラの滝やトロントの街を散策してから、ホテルの部屋でくつろいでいる時、ホテルのベッドや椅子などが何と無く目に入りました。このベッドも椅子も机も何もかも、私が買ったものなんだなぁ。全て私1人の力で、自分で働いたお金で手に入れたものなんだ。そんな事をふっと思い、とてつもない高揚感が湧き上がった事を思い出します。家族から離れて自分の力で異国の地を旅する私は大人だなぁと。大人になったなぁと。

今、息子はそこまでの感覚はあるか分かりませんけど、似たような心境なのかなぁと思いました。青春時代、良いものです。