忘れられない受験

朝、テレビを観ていると最近渋谷駅の前に気になる看板が立っている様が映っていました。大きな字で「墾田永年私財法」と書いてあります。少し左に行くと「移動する点P」とも。ずっと何なんだ?と思って気になっていました。それが気になって気になって。



ラジオで受験生を応援する番組があったらしいのですけど、その時に募集した受験生あるあるを、今年いつも以上に大変だった受験生に「一人じゃない、みんな同じ想い」と伝え頑張ってほしいと言うことで、ラジオ番組スポンサーの明治のR-1ヨーグルトが立てていた広告でした。なるほどとスッキリしました。



受験と言えば、思い出す事があります。私が大学受験をした時。私は、都内のとある大学の試験場にいました。休憩時間になり、お手洗いに行っておかなければと思い、急いで行きました。すごい行列です。一人一人、とても時間がかかって、早く出てくれないかなぁと私は焦っていました。でも、なんだかみんないつも以上に時間がかかっています。個室の中で、バタバタと。「??」



やっと私の番が来ました。中に入ると、個室側のドアがびしょびしょです。床も濡れています。見ると、今までに見たことも無いメカニックなトイレが・・・。「!」「こっ、これは・・・」私は面食らいました。でも、とりあえず使わなくては。



いざ、流す時、流すところがありません。「え!どうなってるの?」メカニックなトイレには色々なボタンが付いています。とりあえず、押してみると、便器から変な棒が出てきて「!!」急に水が放物線を描いて飛び出てきました。「きゃあ〜」とりあえず、違うボタンを押したら今度は「ゴォーッ」とよく分からない風が吹いて来る。「ウォーッ!」と思って、また違うボタンを押します。すると、また水が・・・。その水を狭い個室でくねくねと体をよじらせながらよけて、色々な所を押してやっと止まりました。「ゼェゼェゼェ・・・」そうです。人生初のウォシュレットに大学受験の時に出会ったのです。戦意喪失ですよ〜。急に見たこともない近未来的な物に出会ってしまったのですから。前に並んでいた人たちも、みんな青い顔してげっそりして出てきていたから「?」と思っていたら、やっと訳が分かりました。いや〜、思わぬところでトラップに引っかかりましたね。テストどころじゃない。そこは、私の第一志望校でした。ちょうどウォシュレットが、出始めの頃だったのだと思います。



今では普通に見るウォシュレット。見るたびに面白いような苦いようななんとも言えない思い出がよみがえります。



※お食事中の方、汚い話しでごめんなさい!

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