給食

給食について考えてみた。給食は学生時代に多くの人がお世話になっているだろう。懐かしく思う人、今現在お世話になっている人様々だと思うが、その歴史は結構古く、奈良時代からあるらしい。役人を養成する大学寮という所が始めたそうで、そのほかにも延暦寺の僧とか江戸時代の小石川療養所とか、明治時代の富岡製糸場なども給食を出していたそうだ。



学校給食としての給食は明治時代から。貧困家庭を救うために始まり、戦争によって一時中断。戦後、学童の栄養が足りなくて身長体重などが戦前より下回ってしまったため、再開されたそうだ。



現在では、給食は自校の給食室で作るものと、給食センターで作るものとある。私が小中学校の頃は両方とも学校の給食室で作っていた。4時間目くらいになると、給食の良い匂いがしてきて、お腹すいたなぁなどと思って待ち遠しかった。小学校の給食は特に美味しく、コーンシチューや焼きそばが好きだった。中学に上がると、同じメニューでも少し苦かったのを憶えている。少し大人の味付けにしていたのかな?最初の頃はクジラの竜田揚げがメニューになっていたこともあったけど、最近クジラって見かけない。あれって、確か真っ黒いんだよね。味は・・・覚えていない。

揚げパンは特に人気があり、休みの人がいると争奪戦だった。私は揚げパンはそうでもなかったので、半分食べて残り半分は家に持って帰って姉と母にあげていた。砂糖がけの時もあったし、きな粉がけのもあった。二人とも揚げパンの大ファンだった。



中学の時、グループで机を付けて向き合って食べる形式だったけど、向かいの男子が「これ、ブルーベリーゼリーなんだよ。」と言うので、私は「えー、ブルーベリー嫌い。あげるよ。」と言った。男子はゼリーを舐めまわし「これグレープゼリーだよ。返すよ。」と。私「うえっ、汚い。要らないよー。」と言った。騙されて、とられたのだ。凄い嬉しそうに食べていたのを思い出した。あいつめ~。

その他にも、牛乳を倒され半分くらいこぼれて殴り合いしている男子とか、バナナを頬張っている少し体の大きい女子に「松村(仮名)ゴリラみてぇ。」と言った男子がいて、私は思わず吹き出してしまったり、その二人のやり取りが滑稽で、いろいろ思い出す。メロンの皮を横向きに口に入れて、二ッと笑ってみたりするのもいたりして・・・。牛乳瓶の紙のキャップ集めも流行っていた。キャップを自分と相手で一つずつ並べてパッと息を吹きかけて、相手のもひっくり返すともらえるだったかな?



学校給食歴史館と言うのが埼玉県にあるらしい。給食の歴史とか、給食のメニューの変遷とか、いろいろと楽しそうなところなので、行ってみたい。でも、土日祝日休館らしく、平日しか開いていないみたいだ。なかなか行けないなぁと思っている。



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