第十二話「魔法の副作用」
僕は小学生の時に初めて魔法にかかった。それが分かったのは親が知らないことを話した時だった。僕は魔法にかかり、二重人格になった。
中学校に上がる頃には、だんだん、もう一人の僕について分かってきた。僕の中に二人が住んでいる感覚を掴んできた。
「これが僕だ。この力が、僕の心が、そう叫んでいる」
僕の魔法の副作用はスイッチが入った時の心が普段と掛け離れていることだ。頭も働かなくなる。
軽いバーサーカー状態とも言える。僕はこの力を使う矛盾、それすらも忘れてしまう。
「はああッ--」
「本気で行くぞ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます