きのこたけのこ戦争とは?
「ねぇおじいちゃん。」「ほっほっほ、何じゃ孫よ。」
「この前、遠足のお菓子を買ったんだけど。」「ほー、今年もそんな季節かのー。儂吃驚。今年も無事生きとった。」
「じいちゃんおめでとう。来年もまた同じ事言うんだろうね………。
でね、そこでキノコの形したお菓子を買ったんだけど、タケノコの形したお菓子も有って、きのこたけのこ戦争って言うのをお店がフェアでやってたの。
CMでもそんな事言っていたんだけど………きのこたけのこ戦争って何?万能の願望器を奪い合って7騎のサーヴァントが戦うヤツ?」
「うーん…最後のそれは止めておきなさい。ロクな結末にならないから。あと、色々な意味で消されるから止めなさい。
で…きのこたけのこ戦争か…………」
「この世で最も熾烈で熱く、その癖一番平和的な戦争かのー。
飛び交うのは弾丸と爆薬じゃなくてチョコ菓子だから、怪我も死人も出ない。
この国は憲法で戦争禁止されているけど、この戦争は例外で許されとるからな。
ま、サーヴァントとか近代兵器で争うよりきのこたけのこで争う方が楽しいの!儂、どっちも派だからどっちが勝っても期間限定味食べられて美味しいし!
来年はどんな味出るか考えて生きるモチベ上げとるぞい。」
「そっか、そうなんだ!ありがとうおじいちゃん!
因みに私もどっちも派!」
《後書き》
作者はどっちも派です。
きのこたけのこ戦争をやる度に私は完全に美味しい思いしております。
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