「頭をむしり取る男(Man tearing off the head)」についてのレポート[抄訳]
ドント in カクヨム
はじめに
本記事はアメリカのユタ州立総合大学 Utah State Organized university に勤める知人から、私に送られてきたレポートの抄訳(=ダイジェスト版の翻訳)である。
レポートそのものにも序文がついていたが学術的で長いため、それに代わって私(訳者)による簡単な解説を、ここにまとめておきたいと思う。
その知人は、ごく最近の欧米の怪奇・心霊体験/都市伝説を研究しており、単著こそまだないが連名の研究書はいくつも出している。残念ながら邦訳はまだないものの、いわゆる「スレンダーマン(Slender man)」に関する詳細かつバランスのとれた調査本なども書いており、将来が嘱望される若き俊英と言えよう。
その彼がつい先日、「近年、欧米諸国を中心に体験・遭遇者が増えている『頭をむしり取る男』(Man tearing off the head)」についての報告書を送ってきた。「日本の神話に通じる部分があるので、読んでほしい」とのメモが添えてあった。
今回、彼の承諾を得て、ここに掲載するのがその報告書の訳である。
《この奇妙な、都市伝説とも怪物とも、異界の住人のようにも思える「頭をむしり取る男」について、皆さんの意見を伺いたい》
メモにはそのようにも書いてあった。
なお本記事の最後にある、「衝撃的な落書きを送ってきた日本の研究者」とは、私ではなく全く別の人物である。
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