第14話
レンがまた元いた県に戻ると……
はー本当に振り回される
そんな急に引越しはできないので
とりあえずまたレンだけ戻った
かけるが小学校に行くタイミングで
みんなで引越しできるように話を進めていた
子供たちのことも家のことも
沢山の手続きが必要で
子供たちを説得するのも必要で…
ようやく家も決まりかけ
手続きもほとんど終わろうとしていた頃…
かけるがどうしても引っ越したくないと
毎日泣いてぐずるようになった
結局私は
かけるの気持ちを尊重して
ここに残ることになった
またレンとは離れて住む生活に戻ることになる
気軽なことは多かった
もともとワンオペ育児だった私は
レンのことをしなくてもよくなった分
むしろ楽だった
でもお父さんと会えない子供たちのことを思うと
複雑な気持ちだった
しゅうが1歳になり
保育所にいれ、また働き始めた
レンは一緒に働いている人とうまが合わず
帰りたそうなことをよく言っていた
その頃彼が都会でどう過ごしていたか
私はやはり何も知らない
今度は子供を3人…
1人でみているのでそんな余裕はない
そして
レンは仕事をやめ
せっかく資金もだしたのに…
家に戻ってくることになった
3人の子供がいるのに
まさかのニートだ…
お金の話にならないわけがない日々
どうにか繋ぎで知り合いのところで
働かせてもらえるようになった
でもその分
夕方帰ってきて毎日一緒にご飯を食べる生活
子供たちも嬉しそうで
私はそれをみていると幸せな気持ちになった
レンはすぐストレスストレスと
パチンコに行っていた
カードは持たさないようにしていたが
知らない間に財布からお金をとられ
用事があるときに渡したカードからは
2日くらいで7万円引き落とされたり……
私が怒っても
お前のせいでストレスがたまる
しゃーない
俺は周りの奴らよりお金渡してもらえない
などなど
全て私のせいにされた
飲みに行くからと3万円渡したり
1度のお金が多い
それも月に1度の話ではなかった
お金ばかり言いたくないが
お金がないのも
レンが使いすぎるのも事実で
私はお金がなくなっていくことにストレスを感じるし
レンはお金がないこと
お金の話をするとイライラ私にされることに
ストレスを感じる
負のループ…
今になると
もう少しイライラせずに怒らずに
どうにか話をしたらよかったのかもと思うが
何もかも1人でやって
レンは自分のことばかり…
私にもどんどん余裕がなくなっていく
口調もきつくなり
イライラしている態度をとってしまう
存在無視ではないけど
用事があるときくらいしか話をしたくなくなってしまっていた
この頃私の態度や言動の方がとても悪く
レンはゴミみたいに扱われてる気がしていたらしい
家に居場所がなくなってしまっていたみたいだ
それでもレンは
私に対して私が余計なことを言わないときは
普通に接してくれていた
沢山この頃は我慢させたんだろう
でもレンが家事も育児も手伝ったりせずに
お金ばかり使っていた事実は変わらない…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます