第三百十九話 司令室で戦う時
そして一同が先に進んで行くとそこには明らかに大きな扉が存在しており、その奥に何かが存在しているのは明らかであった。
「大きな扉ですね、いかにも何かが居そうな感じだ」
「恐らく司令室か、そうでなくても何か重要な場所なのは間違いないでしょうね」
「ああ、気を引き締めて開けるぞ」
ライトとクウォスがこう会話を交わすと同時に扉を開け、その中へと足を踏み入れていく。
するとそこにはピープルの異形が多数存在していた。
そしてその中でも特別一体目立っている異形が存在していた。
「何者だ?どうやら先程乗り込んできた奴等の様だな」
その異形がそう告げると七宝は
「その通りよ、私達はお前達をここから追い出し、いや、討伐しに来たのよ」
とピープルの異形に対して言い放つ。
「ふん、我々を追い払うだと?それが出来ると思っているのか?」
「ええ、ここに居る異形達は何度も退けてきたわ」
異形がそう自信がある発言をするとパウは今まで何度もピープルの異形を退けて来た事を告げる。
それに対して異形は
「ほう、どうやら先日戦場に乱入し、我々の邪魔をしたのはお前達の様だな、だが我々は……」
と言いかけるがそこにクウォスが
「たああっ!!」
と言って格闘術でその場に居た異形を退けていく。
「何!?我々に対して一撃であそこまで?」
周辺の異形が受けたダメージに対して目立つ異形は困惑した声を出す、どうやらそのダメージは想定していなかった様だ。
「さて、このまま一気に退けさせて頂かせてもらうわ」
パウもそう告げると周囲の異形に接近していき
「氷結の手中!!」
と言って両手に冷気を纏わせた後に異形に触れ、その体を凍結させていく。
「何!?此方の戦力が凍結しただと!?」
目立つ異形がこう焦った発言をするとクスナは
「今更気付いてももう遅いわよ!!」
と言って両手に銃を構える。
それを見たパウが
「クスナ、銃を放つなら部屋の周辺の機器を破損させないでね」
「ええ、分かっていますよ。
この施設を彼等に無事に返してあげる為にもね!!」
とクスナに釘を刺す様な発言をするとクスナはそれは百も承知の上であると告げる。
その直後にクスナは有言実行と言わんばかりに銃を撃ち、異形に対して正確に撃ち抜いていく。
「さて、クスナに任せっきりにしている訳には行かないね!!」
そう告げるとアップルも両手にトンファーを構え、周囲に居る異形達に対して打撃を加えていく。
その出し方も異空間から出しており、ライトの発明品で出している事が伺える。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます