第20話

八峡義弥は贄波阿羅の口車に乗せられる。

舞台は廃墟。近くには地蔵通りと呼ばれる行き場を失った地蔵を飾る神社があった。

誰も信仰しなかった為に地蔵が人を憎み、世界に訴えた所で地蔵の厭穢が誕生した。

参加者は贄波璃々と東院一。そして八峡義弥の三人。

目的地に到着すると同時に八峡義弥は一人で廃墟に向かう。


(俺がッ斃す)

(俺が、全員、ぶっ殺すッ)

(もう、誰も)

(俺を)

(無価値だなんて言わせねぇッ)


そして廃墟の曲がり角。

八峡義弥は地蔵の厭穢と出会う。

咄嗟の出会いに動けない八峡義弥。

地蔵の厭穢は手に持つ錫杖を鳴らす。

すると八峡義弥に見えない壁、衝撃波を喰らい、吹き飛ばされて壁に叩き付けられた。


動く事が出来ない八峡義弥。

死にたくないと願うが地蔵の厭穢が近づいてくる。

死を覚悟した時。


醜い獣の声と共に、地蔵の厭穢が破壊される。

其処に現れるのは贄波璃々。

八峡義弥を助ける為に、彼女が現れた。

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