第14話

〈行動を認識する〉


八峡義弥は出鱈目に行動してはダメだと悟る。

贄波阿羅の攻撃を認識して覚える事を覚える。

結果、八峡義弥はボロボロに倒される。



「今日はここまでにしよう」



「はぁッ……はぁッ」

「クソッ」


無理に体を起こす。

既に体は憔悴しきっている。


「ん?」


其処で八峡義弥はグラウンドからくる二人の姿を認識。

上級生の輝嶺峠義勇之介と延永苦去の二名。


「お前が」

「八峡義弥か?」



「そうっすけど」


答えると同時に攻撃を受ける。

輝嶺峠の稲妻が八峡義弥を吹き飛ばした。


「かはっ!」



「お前が……」

「お前がッ!」

「五十市をォ!」


俺は無理に体を起こす。

殴られた左肩が痛い。

その部分が黒く焦げている。


一体何をされたのか。

俺は長髪の男を見る。


「帯電……?」


長髪の男は青白い光が眩く散っていた。

それは電気だ。


長髪の男は電気を纏っている。

誰がどう見てもそれは祓ヰ師が扱う術式。

このクソ野郎は、俺に対して術式を使ってきやがったッ!


「ざっけんな……テメェッ」


俺は憤りながら睨み付ける。

祓ヰ師としての資格はあるが。

それでも俺の体は一般人に近いんだ。

そんな攻撃を喰らって死んだらどうするんだ。


「黙れッ!」

「貴様がぁッ!」

「五十市をォ!!」


攻撃しようとする瞬間。


「やめなよ」


延永苦去がそれを止める。


「……これ以上は死んでしまう」

「ゴホッ……殺したいのは分かるけど」

「それは……五十市は望んでないよ」



「………ふん」

「こんな奴を」

「何故、五十市は……」


「……五十市が救ったんだ」

「せめて、無様死ぬのは止めてくれよ」


延永苦去がその言葉を残して去ろうとするが。

八峡義弥は逆上して背後から攻撃しようとする。


「ざけんな……こらッ」


完全に背後からの攻撃。

此処で選択肢。


〈長髪の男を攻撃する〉

〈侍風の男を攻撃する〉


〈長髪の男を攻撃する〉攻撃した場合、意識不明になる攻撃を受ける。

その後贄波阿羅に助けを求めるが無視されて逆上する。

〈侍風の男を攻撃する〉バッドエンド。居合切りによって殺される。

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