謙虚になる所を間違えている者たちへ

愚痴り場みえちゃん

第1話

さて今回のタイトル『謙虚になる所を間違えている者たちへ』。

これは例えばアナタの恋人だったり仕事仲間だったり家族だったりの話をするときだ。

あるあるではあるが、日本人は妻や夫を褒められたとしても、至らない人間ですと紹介する。

「うちの妻なんて寝てばっかでね。」「うちの夫は稼ぎも大したことない。」などなど。


しかしこれは謙虚ではない。

私個人は自分のパートナーとなる人を下げるような発言をする人間を信用しない。

次に自分が仕事上なりのパートナーになったら、その人物は私のことも下げて、自分を上げるために使うからだ。


以前の仕事パートナーは異性だったのだが、まさしくそういう人間だった。

パートナーならば幾ら貶して落としてもよいと考える人間。

バカにして周囲を笑わして、パートナーの方が評価がよくなりそうだったら、すかさず邪魔をし自分を上げる。

極端かもしれないが、パートナーの紹介において下げた紹介をする人物はこういうタイプが多い。


パートナーほどではない友人間では評価がよいが一番親しい近しいはずの人間からの評価は低い。

何故なら己のウケ狙いの道具にされて気分が悪いからだ。


女性のパートナーがいるにも関わらず、女性が混ざれないほどの、ひどい下ネタで話を盛り上げたり、その女性を下ネタの題材にして、さんざん愚弄したり。

そこでやめてほしいと苦言を呈せば、こちらがノリの悪い人間、空気の読めない人間のように扱う。

そして巧妙に周囲にもそう見えるように演出する。


私はさすがにパートナーとなる人だったので、そのときは

「アナタのことが正直、生理的に受け付けない。」

「私をウケ狙いの材料にしないでほしい。周囲からの評価はよいのに、未だに成功できていない意味がわかった。」

「アナタは少しも面白くないし、私からしたら退屈な人間で、パートナーでなければとっくに縁切りをしている」

「今までのパートナーがアナタのもとから去ったのは、アナタのその醜悪な性格のせいであって、あちらには何も悪いところがないというのも、わかった。」

と言いました。


関係にヒビが入るので、本当はこんなこと言いたくもなかったですが、パートナーになったからには腹を割って話せねば、成功には程遠い。と思ったので、勇気を振り絞って言いました。

それでも完全になくなるまでは半年以上かかりました。


今までの人生、人間関係をそうして構築してきたのだから、そうすぐは治らないことはこちらも了解していたので。

だし、こういう人間はとにかく自分に甘く、自分の力で頑張るという経験がないので、なかなかよくならないのだ。

そして人の手柄を奪ってばかりきたので、能動的になることができない。

常に実は受動的の、仕事できてます風の実は誰よりも仕事ができない人間。


時が経てば、また元に戻っても許してくれるだろうという、男性特有の悪い部分、甘えもしっかり持ち合わせていたので、矯正するまではそれはそれは大変でした。


何より私にしなければよいという考えで、私以外の近しい人にはやるんですから。

それもダメだと教えるのは、本当に大変でした。

友達が離れていく、浅い友人しかいなくなる、その浅い友人はアナタに大変なことがあっても助けてくれない存在だ。

これを10回以上は言いました。


私も当然、完璧な人間ではないから人にこうも言い続ける、直させる‼️ということを実行するのには、だいぶ複雑でした。

その道のプロフェッショナルではないですから。


だからそこ言いたいのは、アナタのパートナーを卑下して紹介するのは、アナタが下らない至らないという自己紹介にしかなっておらず、失敗したときの言い訳に使うという卑怯な行動をし続ける限り、本当の意味での友達はできず、将来、近いうちに孤独になること間違いなしということ。


だからまずは相手も自分と同じ感情のある人間であることを認めるところから始めよう。

自分もイヤなのだから、相手はもっとイヤだろう。

自分がきついのだから、相手はもっときつかったに違いない。


そこからやっと本当の人間関係のスタート。

そのように私は思います。


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