第7話え

絵を描きまくっていた過去なんてなかったかのようにはがれ落ちていく。この学校には過去の私を知っている人などいない。だから私は元々絵など描いていなかったのかもしれない。

周りの目によってどんな人間にでもなれるのだ。明るくなってもいいし悪くなってもいいのだ。

だけど変わらなかった、と思いながら風呂に入っていた。そして布団に入っていた。いつのまに?と思う。考え事をしていると、あっというまに色々な事が済んでいる。歯も磨いたんだ、いつのまに、と思いながら寝返りを打った。

きょうは本当に……

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