妊娠した話。
子どものことを考えようか、となったときに、まずは環境から整えることを考えました。当時住んでいたところでの子育ては、正直全く考えられませんでした。
簡単に当時の住環境をまとめると、
・隣の部屋で修羅場
「私のこともっと大事にしてぇええ!キャバクラには行くくせにいぃぃ!」
・アパートに帰ったらパトカーとこんにちは
・アパートへ帰る途中でボヤ騒ぎ
・アパート付近で事件
・アパートの隣の銭湯で、主人がやばい目にあいかける
・出社しようとしたらアパートのオートロック前に明らかに様子がおかしい人が座っている(人生で初めて110番通報しました)
こんな感じです。
私の職場、主人の会社の本社に近く、駅からも近く、なかなか毎日愉快ではあったんですが、子育てには向かないですよねこれどう見ても。
ちなみに、アパートの隣の銭湯で主人がやばい目にあいかける、と記載しましたが、具体的にはどうもそこ、所謂ハッ〇ン場?だったようで、そちらの人に声をかけられ触られ「僕は女の子が好きです!!」と出てきたという、一生ネタにしてやろうと心に誓うことが起きた話です。(主人もネタにしていますし、了承済です)
そんなわけで、私の実家から車で30分以内のところに引っ越しました。理由は、子育てに関する制度が魅力的だったことと、里帰りや産後の世話になることを考えると、義実家より実家の方が安心だったからです。何より治安も良かった。主人の職場も近くなりました。
さぁ荷ほどきしていこう、整えていこう~と一週間。実家に用があり、自転車で行った帰りにふと、本当になんとなく。
「お腹になんかおらんかこれ??」
と思いました。スピリチュアルですね完全に……。月経も遅れてはいましたが一週間もたっておらず、赤ちゃんがお腹を蹴ったり胎動を感じたりするのはもっと先の話で、本当になんとなく、感覚でした。
その足でドラッグストアへ行き検査薬を購入(検査薬、もっと安くならんかね……)。帰ってすぐに検査し、結果はやはり陽性。
このときはまだ実感はそんなになく、まじかぁ。昨日までめちゃくちゃビール飲んでたけど大丈夫かな……とか思ってました。
主人に、これ見てくれ、と検査薬を見せたところ、何か分かっていなかったのか、普通に手に取ってキャップあけようとされました。超止めた。やめてくれきれいじゃないからまじで!
説明したところ、主人も実感わかなかったのか、それとも興奮してたのを隠したのか分かりませんが「まじかっ」で終わりでした。
しばらくしてから産婦人科へ行き、エコーを見たとき初めて「ほんまに赤ちゃんおるーー!!」と実感しました。
心配していた悪阻や切迫ですが、なんとほぼ無かったです。会社の人たちも主人もめちゃくちゃ配慮してくれたのですが、異常にお腹がすいて、口の中に吐いた直後のような気持ち悪さがあった程度で、結局一度も吐かずに産めました。産休に入るまでで会社を休んだのも片手で足りるほど。びっくり。本当に妊娠って個人差あるなぁ……。
どれくらい主人から配慮してもらえたかというと、妊娠してからほとんど、夕飯作らなかったレベルです。勤務場所の関係で、主人の方が帰りが早かったこともありますが、これは本当にありがたかったです。
結婚や妊娠や出産って、オタ抜けするにはいいタイミングだと聞きましたが、残念ながらなのか幸いになのか、抜けることはなく。コロナ前だったので、夏と冬のインテには普通にサークル参加してました。冬の頃にはお腹も大きくなってて、買いに来てくださった方にびっくりされましたが……。おつかいは一緒に来てくれた友人に頼んだので、ほとんど売り子で、終わり際のすいている頃にちょっとぷらぷらと近所の島を見て回りました。
義父母にも義祖母にも定期的に会いに行けましたし、産休入ってからもアニメ見たりゲームしたり。もちろん運動も適度にしてました。(というか駅までが遠かったので、通勤で大概歩いてました)ほぼ常に体調がよかったので、なかなか楽しい妊娠ライフを送れたと思います。
妊娠は個人差あります。私は軽く済みましたが、当時三人周囲に妊娠してた人がいらっしゃったのですが、三人とも切迫早産で休職期間がありました。妊娠中、妊娠されてる奥様がいらっしゃる方は、どうかお忘れなく。お腹の中で毎日24時間人間作ってるんです、夕飯作ってる場合じゃないですし、作らせてる場合でもないですからね!
まだ二人目の予定はありませんが、一人目と二人目でも違うと聞いたので、今から怯えてます。
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