どうします?がいっぱいの話。
結婚後半年、新婚旅行でイタリアにも行き、まぁまぁハッピールンルンしていた頃。これまでも、子どもとかどうします?という話は上がってきてました。
今度こそわりとちゃんとした話し合いでした。(結婚する話その一参照)
結果として、出産費用総額暫定分+アルファくらい貯まってからにしないか?ということに。
当時私たちは確か26歳(夫は同い年ですが誕生日遅いので25歳かも)。仮にお互い不妊の原因があろうとも、まだなんとかなるのでは、と思える年齢でした。ちなみにこの頃、出産費用分ギリギリくらいの貯金はあったのですが、個人的な貯金でした。共用で貯めている貯金はあまり貯まってなかったので、これが貯まったらね、と。
この時点で、主人は子どものことに対してあまり乗り気ではなかったように思います。子どもそのものへの興味がなかったのか、友人夫婦が悪阻や切迫早産で苦しんでいたのを見ていたからなのかは分かりませんが……。
じゃあ子づくり計画に関してはこんな感じで、また貯まったらよろしく~、として数か月。義母(主人の母)が倒れたと連絡がありました。
手術も成功し、一命はとりとめたものの、後遺症として半身麻痺と失語症が残りました。結婚して1年たったかたってなかったか。あまりに早い介護問題でした。
義実家は県外、電車で2時間、車で1時間少し、くらいのところにあります。結局義実家近くの施設へ入所しました。義父や義叔父に面倒見るよと言ってもらえたことと、仲の良い義祖母(義母の母)からあまり遠く離すのも……といった点が主な理由です。私たちもいざというときは行ける距離なので、なら当分はこの対応で、と決まりました。
(その後コロナ禍となり若干この判断を後悔する)
施設への入所も完了し落ち着いた頃。忙しかったね、なんて主人と話していた時です。
「でもおかんが元気な内に結婚式できて良かったわ」
「ほんまにそれな。何があるかなんて分らんよなほんま……お義父さんも一回脳梗塞なってるやろ?初孫見るまでは何も病気せんと元気でおってほしいな」
「初孫」
多分、主人が真面目に子どものことを考えた瞬間でした。通帳全部出して自分で計算して、いけるねえ、と。
きっかけはこんなもんでした。
まぁまずは育児できる環境を整えようか、と引っ越したその一週間後に妊娠が発覚します。
タイミングぅ!!
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