第13話
まずは、スキルを発動しなきゃな
(スキル【戦闘自動化】発動!)
この時天海 翔はスキルの確認を怠ったそしてその行為がこの後とんでもないことになる事はまだ誰も知らない
(おお!お、?アレ?何か体から力が抜ける!?あれ?敵の前でこれは不味くね?)
そうすると目の前の騎士がとうとう剣を振り下ろそうとしていた
(おーい、体さん動いてくれよ)
しかし、その願いは聞き届かないとうとう目の前にまで剣が来た瞬間体が勝手に動き紙一重で剣をかわし、騎士の首に手刀を放つ
トンと軽い音の後ドサ、ガシャンと重い音が鳴る
(ああ、こういうやつねしかし、まー怖いことだけどこれも面白い物ではあるな)
そして次々に騎士たちが襲いかかって来る
「オオオオ!ハ!」
騎士の一人がまた突っ込んで来るが体を少し右にずらしつつ、少しだけ右足を置いておく、そうすると、
「おわ!?」
簡単に騎士は顔から地面にダイブする。そのがら空きな背中にパンチを食らわせるそうすれば簡単に二人目が地面に倒れる
(さあ、じゃんじゃん行くぞ!)
そこで、体が騎士たちの方へ傾いていくもうそろそろ顔面ダイブというところで体が走りです
(は、速い!)
この時天海 翔は気づいていなかったがこれは俗に言う縮地の簡単バージョンだこの縮地の発動条件は体をある程度揺らし体を少しだけ大きく見せ、更に自分の獲物つまりは手を少し前に出して、少し視線をずらさせると発動する超高等テクニック、そしてこの技は世界でも両手の指におさるほどのしか使い手がいないつまり、敵は混乱する
「何処に行った!?」
「馬鹿な!」
「そんな!ありえな!?アレは聖剣様の!」
最後の発言を皮切りにどんどんざわめきが電波するしかし、それも王の一言で鎮火する
「貴様ら!しっかりしろ!敵は一人だぞ!」
そして騎士のリーダー格が発言する
「そうだ相手は一人だ!相手に数の暴力を教えてやるぞ!」
〈オウ!!〉
騎士たちが一斉に返事をするそしてそこには少し高い声が混じっている、そのことに中心部付近にいた騎士は気づくアレ?おかしくねここ平均年齢27歳だぞと
もちろんのことこの声は天海 翔の声であり、こいつがふざけて言っただけであるしかし、その行為によりまたしても事件が起きる
「そりゃ」
気の抜けた声とともに一人の騎士が倒れるそうすれば悲鳴が上がる
「ぎゃああー!?」
当たり前だついさっきまでいなかったやつが現れて今まで苦楽をともにした仲間が倒れたのだしかも敵は恐らくだが即死させる力があるとこの悲鳴を上げた騎士は考えていたつまりこの騎士からしたら隣にいきなり化け物が現れ、尚且、仲間を殺したと思っている訳だ。ここまで来たら人間正常な判断ができなくなる
「この人殺し、仲間のかたきだ!!」
「いや、殺してn」
「黙れこの殺人鬼め!」
まあ、当たり前の反応である。この騎士は今人生の中で最も憤怒しているこの騎士は家族を盗賊に殺され、そこを騎士が駆けつけて保護された悲しき存在なのだ。そして、仲間とともに鍛錬をし、つい1年前にこの地位についた年齢25歳と若い騎士だそしてこの騎士が死んだと思っている騎士は人生10年間をともにした親友だったのだ。それはキレるこの殺人鬼を殺すためになら悪魔にも魂を売ると思う程には
ここで奇跡が起きる、クラスの【憤怒】を持っている者が騎士を見ていて、
ここで起きた奇跡それは憤激している騎士が【憤怒】に自身の魂を売ったことだそれは普通起き得ることのない奇跡、二人の憤怒がほぼほぼ同じであったために起きた奇跡それは、大いなる代償の代わりに大いなる力を手に入れる呪い力、名前を【生者必滅】《お前のためならなんだってやるさ》これは昔、勇者が仲間を魔王に殺された時に使ったとされる諸刃の剣、そんなものが発動する。
効果は絶大、自身の体力、魔力の最大値を1分に1割支払うことで他のステータスを1分間につき10倍つまり最大10000000000倍する最強の技そして、これを解除する術は【憤怒】保持者が支援を断つか、憤激している本人が10分以内に平常の精神を取り戻す、そして、憤激している原因が間違っているまたは勘違いしているなどの時だけ解除される。そう、解除する方法は3つあるのだ、しかし、このときは運が悪かったと言えるそれは、支援者が無意識にしているということと、仲間の騎士が死んでないということ、そうこの騎士は勘違いしているのであるしかし、仲間が死んだと思いこんでいる騎士は止まらないその力を受け入れ目の前の憎き敵を殺すために立ち上がる
この騎士名は(アンス・フェント)聖剣候補者である
体中に赤色の線を走らせ、暗くなった目で言う
「異世界人殺してやる!たとえ俺が死んだとしても!!」
そしてそんな憎しみを向けられる天海 翔はと言うと
(何かめんどい事になったな〜」
のんきにそんなことを考えているのであった
異世界最強能力反転は不可能を可能にする!! アリト @18012isozaki
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