最強の人形 世界への挑戦
@asaluto
第1話プロローグ 人形の産声
ある日突然小さな町の中の一室で爆発が起きた。その部屋の中にあったのは幾つかの焼死体と産声をあげる赤ちゃんのみ。
これが世界に翻弄され続けた人形が誕生した瞬間だった。
どうやら自分は人では無いらしい。それが齢5歳にして知った現実だった。自分が今居る部屋はどうやら牢獄という物らしい。この部屋には時折人が来る。大半の人は自分を殴ったり、蹴ったりしてそのまま出ていく。ただ、たまに人間に関する知識が書いてある本を置いていくのだ。何故本を置いていくのだろう?と思いながらも、その本を読む。
ーどうやら人間は食べ物を食べないと死ぬらしい。自分はこの方一度も食物なるものを食べたことはない。
自分は人間ではない。それは分かった。では自分はなんなのだろうか?一度考えてみるとすぐに答えはでてきた。
ーそういえば人間が来るときに必ず言った言葉があったなー
この部屋に来た人間は口を揃えてこう言うのだ『この化け物め』
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