06
上の判断を待てなかった。
多数決は残酷だ。
数日後、第三研究室の独断で母親が居ない間に子供を安楽死させる事になった。
俺は彼女を宥めていたが、この灼熱の施設で全員熱中症で死ぬよりあの子を安楽死させた方が良いと、無理やり
言い聞かせられて。
ずっと泣いていた。
彼女はせめて傍に居たいと、少し離れて 同じ空間にいた。
俺も彼女の横に立って、見守った。
それが間違いだった。
黒い ガスだ。
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