不死の呪いと魔法使いー美味しいご飯編ー

小紫-こむらさきー

水竜の蒸し焼きと野菜のスープ

「……腹が減った。ああ、ジュジ、もう起きてるのか」


 登りたての太陽の光が部屋に差し込み始める。こんな朝早くに彼が起きてくるのは珍しい……。

 私の名義上の師匠ことカティーアは、私のことを一瞥すると、大きな欠伸をしながら調理場の扉を開いた。

 透き通るように白い彼の肌が、陽の光のせいでなんだか眩しく見える。

 たまに彼は、私の褐色の肌を「大地と太陽に愛された色」と言う。それなら、彼は月と夜に愛された色とでも言うのだろうか。


 ぼさぼさになった金色の髪を手ぐしで整えながら出てきた彼の横には、使い魔ファミリアである小妖精のセルセラがふわふわと浮いている。

 ピンクがかった金色の巻き髪を揺らしている彼女の腰には、まるでスカートのように逆さまに薔薇が咲いていて、透き通る翅からはキラキラと光る粉が零れ落ちていた。

 私は、狭いところに入ったお陰で少しほどけかけた自分の真っ黒な髪を一つに結び直しながら彼を見る。


「不死でもお腹は減るんですか?」


 大型のヤマネコを思わせる鋭い上下の犬歯を見せて大きな欠伸をした彼に、私は、つい思い浮かんだ疑問を口にする。

 彼の眉間に僅かに皺が寄ったのを私は見逃さなかった。

 一瞬間が空いて、自分が口を滑らせたということに気が付く。密かに焦る私から視線を逸らした彼は、雑穀などが入っている棚へ目を向ける。


「……まあな。別に喰わなくても平気だが、心が荒む」


 一応、答えてくれた。今日は機嫌が良いらしい。

 彼の秘密を知ってしまった日、裏切られたみたいな気持ちになった。

 腕がちぎれても、足が引き抜かれても再生してしまう身体、耳長族でもないのに強大な魔法を使える力を持っている彼は呪われている。

 アルカと彼が呼ぶ私の特異体質は、どうやら彼の呪いを和らげる効果があるものだと告げられた。

 その日、秘密を知った私に、彼は取引を持ちかけてきた。


 棚の中を覗いているカティーアの背中を見ながら、彼から言われた言葉を思い出す。


――俺の秘密を黙っていられるならまだ殺さないでいてやるけど、どうしたい?


 取引というには随分乱暴で、結局今死ぬか、死ぬ時をわずかに先延ばしにするくらいしか違いが無いようなものだったけれど。

 あんなに恐ろしい顔をして私を脅した彼は、特に私を手ひどく扱うつもりではないらしい。

 彼の正体を知った日からしばらく経つけれど、乱暴をされたり、罵倒をされることもない。

 仕事と彼が称している夜の森への外出でも、私はただ森の拓けた場所でセルセラと二人で待ちぼうけをしているだけだし。


「今日は久々に家で食事でもするかと思ったんだが……」


 棚の扉を閉めたカティーアが、何やら不機嫌そうな表情でこちらへ向き直る。


「ジュジ、自暴自棄にでもなったか? 碌な食い物がないじゃないか」


 私の真横に立った彼は、腰を屈めて顔を覗き込んできた。綺麗な金色の髪が揺れて、血のように赤い瞳が私をしっかりと見つめている。


「昨日、食事をした時は十分な食料がありましたが……」


「挽いてない麦と蜂蜜くらいしかないぞ。……俺と食事を取るときには、白いパンも肉も食べていたよな?」


 首を傾げたカティーアが、次は目を丸くして私の顔を見る。普段は何を考えているかよくわからないようなヘラヘラとした笑みを浮かべているのに、ここまで表情が変わるのは珍しい。


「……あなたが私と食事をするときは、特別贅沢な献立メニューだと思っていたのですが」


「他のアルカ共はもっとアレが足りないコレが足りない言ってたぞ?」


 大きな溜息を吐いて、がっくりと肩を落としたカティーアの横では、セルセラが愉快そうな笑みを浮かべている。

 彼女ははねを震わせて、窓をすり抜けて庭へと出て行ってしまった。相変わらず自由だなーなんて思っていると、急にカティーアが私の肩を掴む。


「ひゃ」


 それから腕、腰と触られた後に、カティーアはパッと私から手を離す。それから、考え込むように腕を組んで、くるりと背中を向けた。

 何を考えているのかわからない人だ。この間は私を脅したと思ったら、今度は私が食事を摂っていないか心配するだなんて。


「一応の確認だが、食事自体は食べているんだよな?」


「は、はい」


 頷く私を見て、彼はまだ納得しかねると言ったような感じで小さく唸る。

 何が言いたいんだろう?

 箒を片付けるために部屋を出ようとする私の手を、彼がそっと掴んだ。


「朝食、食べたのか?」


「これからですが」


「……俺が作ってやろう」


 家の雑務をするのは弟子の仕事だと思っていたし、箱庭育った場所にいたころだって食事当番が回ってくることはあった。鶏を捌いたり、魚を調理するのは得意ではないけど、それなりにこなせる。

 でも、彼が食事を作るというのは見たことがない。まあ、家に余り帰らなかったり、食事を一緒にする機会があまりなかったのもあるけれど。

 急に「作ってやろう」と言われても……と戸惑っていると、カティーアはスタスタと歩いてきて、私の隣で立ち止まった。


「長く生きているんだ。そんな目で見るなよ。俺だって飯くらい作れる」


 そういう意味で見ていたんじゃないんだけどな……。へらっと笑った彼に少しだけ毒気を抜かれた私は、作業台の前から数歩後ろへ下がる。

 呪いを緩和させるために使うんだから、健康状態なんて気にしなければ良いのに。それとも、アルカが不健康だと効率が下がるのかな。

 この疑問は口に出さないまま、彼が羽織っている厚手のローブを脱ぐ様子を見つめる。

 無言のまま差し出されたローブを受け取る。ローブは厚い生地なのに、羽の用に軽かった。

 受け取ったローブからは微かに紫檀ローズウッドの香りが漂ってくる。


 どうすればいいのかわからないまま、作業をする彼の背中を見つめる。

 カティーアは、大きめの木匙を手にすると、鈍色をしているかめから水を汲んだ。アレは汲み足さなくても、いつのまにか水が満ちている不思議な瓶だ。

 わざわざ井戸に水を汲みに行かなくていいのは助かるし、洗濯にも使えるのでとても便利で助かっている。

 やっぱり、選ばれし魔法使いの家ともなるとすごいものがあるんだって無邪気にはしゃげていた頃が懐かしく感じる。それほど昔のことではないはずだけど。


「ジュジ、鶴革の袋コルボルドを取ってくれ」


「こる……なんですか?」


「ああ、そこにある赤い革袋のことだ」


 振り向いた彼が指差した場所には確かに革の袋があった。赤みを帯びたその袋は、彼が出かけるときに肌身離さず持ち運んでいるものだ。

 大きい袋なので両腕で抱えるように持ち上げた。でも、見た目に反して全然重くない。

 首を傾げながら彼の元まで鶴革の袋コルボルドを持って行くと「気になるか?」と悪戯っぽく尋ねてくる。

 頷いた私を見て、にやりを笑ったカティーアは、その不思議な袋に手を入れるとなにやらごそごそと中を探り始めた。


「これは、妖精の世界から持ってきた不思議な袋でな」


 彼が取り出したのは、見たことも無い葉に包まれた、私の頭くらいはありそうな塊だった。


「袋に入れた物が腐らなくなるし、いつでもこうやって取り出すことが出来る」

 

 袋は私に任せたまま、彼は大きな塊を作業台に置いた。

 葉を開くと、淡いピンク色の肉の塊が現れる。表面にはすり潰した木の実のような物がまぶされていて、そこから香ばしい匂いが漂ってきていた。


「これは?」


「小型の水竜だ。最近、いくつかの鱗を持ち帰ってきただろ?」


 彼の正体を知る前に、お土産だと手渡された鱗を思い出す。

 私の掌くらいある大きな鱗は、光に翳すとキラキラ光って青や緑に変わったり、ところどころ虹色に光ってとても綺麗だった。すごくお気に入りなので、今も窓辺に飾ってある。

 なんとなく、想像上の綺麗な生き物だったものが急に肉として出されると面食らってしまう。


「味がかなり淡泊なので、こうしてしっかりと香辛料をすり込んで、香りの強い葉で包むといいらしい」


 大きな鉈で、肉の表面に薄く切り込みを入れていく。手際が良い。本当に料理を出来るんだ……。

 感心しながら彼を見ていると、にゅっと腕が伸びてきた。私が持っている鶴革の袋コルボルドから、彼はまた何かを取り出した。

 作業台の上に並べられたのはいくつかの鈍く光る石だ。カティーアの拳くらいの大きさはありそうなその石の中心部からは、赤い光が漏れている。


 彼は鼻歌を歌いながら棚の中から乾いた豆を取り出し、今朝私が庭から取ってきたばかりの火焔菜ビート葉葱リーキも作業台の上に並べた。

 てっきり刃物で野菜を刻むのかと思っていたけれど、彼は腕組みをして何やら考え込んでいる。

 何をするんだろう……と見ていると、辺りを見回していた彼の視線が鍋のところで止まった。

 まだ火が灯っていない竈の上に乗っている鍋に、彼は両腕で抱えた野菜をそのまま持って行く。


「え」


 ぽいっとカティーアが野菜を高く放り上げた。

 どこからともなく入ってきた半透明の小妖精たちが、歌いながら風を起こす。

 空中に舞った野菜に小さな風の刃が飛んでいく。あっと言う間に、野菜は細かくなって鍋の中へ落ちていった……けど魔法をこんなことに使うなんて……。


「魔法! 使いすぎると呪いが進行しちゃうんですよね? そりゃ、わたしを使えば呪いの進行を戻せるとは言っても……」


「ああ、話してなかったか。妖精の力が借りられるなら、俺の呪いはほとんど進行しない。心配するな」


 自分が使われるのは仕方ないとして、こんな魔法の無駄遣いをされても構わないと思ってるわけじゃない。

 それに、彼の綺麗な白い肌を金色の毛皮が覆っていく様子はなんだか胸がざわざわして傷ましくて見るのが好きではない。

 思わずカッとして口を滑らせてから、しまったと思って口を両手で塞いだ。


「まあ、複雑な魔法になってくると話は別なんだが。この程度の単純な魔法なら気にすることはない」


 あれ。

 思ったより怒っていない。不機嫌なときは、声が少し低くなるけど、今の彼はどちらかというと機嫌が良いままみたい。


「さて」


 瓶の中から木桶に汲んでいた水を鍋に入れた彼は、腰に手を当てて竈の前に立つ。

 なんでも任せてしまって申し訳ないので、火を灯すことくらいはやりましょうか?と声をかける前に彼は竈の下を指差した。

 赤い髪の小妖精が楽しそうに笑う声が聞こえて。パチパチと薪が燃え始める。

 もう一つの暖炉にも同じ要領で火を灯した彼は、作業台の上に置いてある肉に大きな串を刺した。肉を火に掛けると、彼は肉から離れて瓶から新しく水を汲む。


「何をするんです?」


「葉を濡らす」


 そういって彼は肉を包んでいた葉に、水をかけ始めた。しっかりと濡らした葉を作業台に置くと、そのまま表面をあぶった肉を火から離して持ってくる。

 良い香りがしている肉を、彼はしっかりと濡らした葉の上に置いた。葉からは湯気が立ち上り、不思議な甘い香りと肉の香ばしい匂いが混ざり合う。

 湯気が立ち上っているのを物ともせず、カティーアは葉で肉を包むと紐のような物でしっかりと括った。


「そして、この石を丸く置いて……」


 先ほど取り出して、一列に並べてあった石で彼は肉を囲んだ。

 それから、鶴革の袋コルボルドにもう一度手を伸ばし、中から肉を包んでいる葉と同じ物を数枚取り出していく。

 しっかりとその葉も濡らしたカティーアは、石と肉に葉を被せるように置いた。


「少しばかり魔力を流すと……こうなる」


 私の手首にそっと触れて作業台の前に連れてきた彼は、葉で覆われた肉を指差す。彼が空いている方の右手を作業台の上に乗せると、葉の下に置かれていた石が赤い光を発した。


「わあ……」


「上に重しを乗せて放っておくだけだ」


 カティーアは、木箱の上に皿を用意すると、鍋の前に立つ。長い木の匙でかき混ぜながら鍋を覗き込む。

 満足そうな様子で頷いた彼は、顎に手を当ててから私の方を見た。


「君は、今まで来たアルカの中でも特に素行がいいようだからな」


 保存食を入れておく棚を開いた彼は、棚の奥に手を翳す。仄かに蒼く光ったかと思うと、手を翳していた場所に小さな扉が現れた。

 そこから何かを取り出したカティーアは、私の方を振り向く。


「この羊皮紙に書いてあるものの中から必要なものに印を付けて、ニワトコの花と共に、ここへ置くように」


 彼が示したのは、作業台の隅にある円形のくぼみだった。

 小さな子供の掌くらいしかないそのくぼみに、彼がどこからか取り出したニワトコの花とくるくると巻いて小さくした羊皮紙を近付ける。


「こうして妖精に任せれば、夜明けには希望の物が届く」


 くぼみが急に泥みたいに柔らかくなって、カティーアが手にしていた羊皮紙と花が沈んでいく。

 驚いている私を見て、彼は肩を揺らしてククッと声を漏らす。

 正体を明かす前の綺麗な微笑みも懐かしいけれど、たまに見せてくれるようになった無邪気な笑顔を、少しだけ好きになれそうな気がした。


「はい。ありがとうございます」


 きっと、彼なりによくしてくれているつもりなのだろう。

 いつか、彼の身体を蝕んでいる獣の呪いが悪化したときに、私が素直に使われてくれるように。


「そろそろ食事が出来る。あとは俺が作業をするから、君は飲み物を準備しておいてくれ」


 少しぼうっとしていると、彼に肩を叩かれた。いきなり背筋をピンと伸ばした私を見て、彼は柔らかく目を細めると二つのカップを手渡される。

 陶器で出来た蒼いカップは、つるつるした手触りで、水が入っているせいもあってひんやり冷たい。


「食卓の鉢植えに丸葉の芽ミントがあるだろう? それを二つ摘んでカップに入れるだけで良い」


 鉢植えと言われてすぐにピンときた私は、素直に頷いて調理場を後にした。

 短い渡り廊下へ出ると、高く昇った日差しが眩しい。

 野菜や薬草たちが生い茂る庭では、他の妖精たちと共にセルセラが楽しそうに歌ったり踊っているのが見える。

 カティーアが自分の正体を明かしたことがわかったときはどうなるかと思ったけれど、死ぬ前に過ごす場所がここで良かったのかもしれない。

 どうせ人は死ぬんだし、魔物や獣に襲われて死ぬくらいなら憧れていた人の役に立って死ぬ方が良いのだろう。

 生まれた村でも、両親からすらも疎まれた私の人生としては上出来なんじゃないかと、前向きに考えられるようになってきた。


 窓辺に置いてある鉢植えから、カティーアに言われたとおり丸葉の芽ミントを摘む。

 深呼吸をすると、身体の中が少し涼しくなるような感覚と共に仄かに甘い香りが胸を満たす。

 飲み物の用意は出来たけど、調理場に戻った方がいいのだろうか。一応、家のことをするのが私の仕事みたいだし……。

 悩んでいると、カティーアが大きな皿を二つ掌に乗せたまま、肩で扉を器用に押し開けて入ってきた。


 磨かれた黒檀で作られた深皿には豆と野菜のスープが、もう一つの平らな木皿には先ほど蒸し焼きにしていた水竜の肉が乗せられている。

 魚のような鱗の付いている皮がパリパリとしているのは、最後に炙ったからかな?油の甘い匂いと皮の少し焦げた香ばしい匂い、それに木の実などの香りが混ざり合ってすごく美味しそう。


 テーブルの上に彼がお皿を置いたので、私はカラトリーを引き出しから取り出してその横に並べた。

 大きめの肉切りナイフを彼に手渡すと「いい子だ」と満足そうに微笑まれる。


 彼が鶴革の袋コルボルドから取り出した白パンも皿に盛りつけて、二人で食卓を囲む。

 なんだかその瞬間が幸せで、私は彼にとっては便利な消耗品でしかないのに、こんな穏やかで幸せな時がずっと続けばいいのにと思ってしまう。


「どうした? 口に合わないか?」


 俯いていると、向かい側に座っている彼が心配そうな言葉を投げかけてくれる。

 あんなに私のことを脅したのにおかしな人だ。


「いえ、ちょっと目にゴミが入ってしまって」


 さすがに不自然だったのか、一瞬だけ彼の顔が曇る。

 それに気が付かない振りをして、私はナイフを手に取って、カティーアが切り分けてくれた水竜の肉にそっと突き刺した。

 少し弾力がある表面をプツッと貫くと、まるで煮込んだお肉みたいに柔らかい。

 落とさないようにそうっと運んで、湯気が出ているそれを口に含んだ。


「……! おいしいです」


「飯くらい作れるってのは本当だっただろ?」


 口の中で蕩けるようにほぐれていく肉は、木の実や香草の香りと共に魚に似た風味が鼻と頭に突き抜けていくような感じがした。

 パサパサしていないし、塩辛くもないお肉ってだけでご馳走なのに。頬を押さえておいしさを噛みしめて、もう一口と手を伸ばそうとして、カティーアと再び目が合った。


「本当にお前は、昔の知り合いによく似てるな」


 眉尻を下げて小さく呟いた彼の声は、少しだけ愁いを帯びていた気がした。何も気が付かないふりをして、私はもう一口彼が作ってくれた料理を口に運ぶ。

 彼の呪いが解けたら、こんな日々が続くのかな。

 そんな夢物語でも、私には過ぎた考えでも、願わずにはいられない。

 

 彼の毎日が、いつか呪いに脅かされなくても済むようになりますように。

 そんなことを思いながら、私は私の命を遠くない未来に奪う人と穏やかに食卓を囲む。

 きっと、この時間は夢みたいなものだから。使われるときにお礼を言えるように、してくれたことを覚えておこう。

 それが、偉大な彼に、忌み子と呼ばれて親からも村からも捨てられた私が出来ることだから。

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