10杯目 微睡みのホットチョコレート
お久しぶりです。
もっと高い頻度で更新したかったのに、あっという間に時が経っていてびっくり。
目まぐるしく日々は過ぎ去っていって、
あのときの自分がどんなこと生活をして、どんなことを感じて、どんな言葉を綴っていたのか。忘れてしまっていて寂しくなることもあるけれど、細く書き続けていた日記が”あの日”に引き戻してくれる。
いまなにをしていますか。なにを頑張っていますか。なんのために頑張れますか。なにが大変ですか。なにが楽しいですか。
未来が不安で。自信がなくて。
猫背で下を見ていることが多かった数年前の自分へ。
考えすぎることも、心配しすぎることなんかも必要なくて、楽しんでいい。
小さな頃から本を読むことが好きで、言葉にして伝えられた気持ちや出来事から背景まで読み取ろうとするあなたは、一見器用に見えて実はとても不器用で。
自分の周りにいる人が全員敵だったのではないかと思ってしまうぐらい、すべてを信じることが出来なくなってしまった瞬間があった。
それでも、待っていてくれる人がいて、声をかけてくれる人がいて、受け入れてくれる人がいて、たくさんの人に支えられていた。
ずっと勉強に付き合ってくれていた友達、応援してくれていた友達、緊張をほぐしてくれていた幼馴染、尊敬することに年齢なんて関係ないことを教えてくれたあこがれの人。書ききれないほどたくさんの人に。
コンビニでスイーツを買うご褒美、歌詞の意味もわからないのに大音量で聞いていた洋楽、思い出したように読み返した小説。
家族が起きてくる前に1人で勉強していた朝も、逃げたい自分と戦いながら電車に乗っていた時間も、頭を悩ませながらお弁当を食べていた昼も、1日という期限を決めて逃げたあの日も、音楽を聞いて初めて涙が溢れた夜も。
みんなみんな自分を形作る一部になった。
あのときの自分がいるから今の自分がいる。
嬉しかったとき、悲しかったとき、楽しかったとき、苦しかったとき、辛かったとき。自分でいることを諦めないでくれてありがとう。
自分の言葉に慰められる夜があることを知っている。自分の言葉としか迎えられない朝があることを知っている。自分の経験にしか背中を押してもらうことができない瞬間があることを知っている。
自分は自分。世界にたったひとり。
独りじゃないひとり。
泣きたいなら思い切り泣けばいい。泣くことに飽きたら、また前を向いて、上を向いて、空を仰いで、進めばいい。不器用なら不器用なりに生きていくんだ。
今日は何をしようかな。
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