なでしこの君へ

ふわり

第1話 ラムネの恋

※舞台は昭和初期の田舎町をイメージしてください。

2人の関係はご想像にお任せします。


※アドリブ不可。方言のみ可。

※SEはおまかせします。


✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼


ー風鈴の音ー


男 「ごめんくださーい」


女 「はぁーい」


男 「郵便です」


女 「ありがとうございます。今日も暑いですねぇ」


男 「ほんとですねぇ。たまには雨でも降って涼しくなればいいんですが」


女 「あの…少し休憩していきませんか?珍しいものをいただいたんですよ」


男 「いや、仕事中ですから…」


女 「私が飲みたいんですよ(笑)

でもどうやって開けるのかわからなくて…手伝ってもらえませんか?」


男 「わかりました…では、少しだけ…」


女 「ちょっと待っててくださいね」


(男は縁側に座って女を待つ)

ー風鈴の音ー


男 「風鈴って良いですよね」


(ラムネを持って女が戻ってくる)

女 「良い音ですよね。風鈴の音を聴くと、夏って感じしますよね。

あの、これ…」


男 「ラムネですね!」


女 「これ、どうやって開けるんですか?」


男 「貸して下さい」


女 「はい」


男 「こうやって、ビー玉を押して…おっと…!」


女 (男性のおっと、とほぼ同時に)「きゃっ!」


男 「すみません、こぼれちゃいましたね」


女 「いえ、こちらこそ、ごめんなさい。服、大丈夫でしたか?

これで、手、拭いて下さい」


男 「ありがとうございます。グラスに開けますか?」


女 「はい。お願いします。(グラスに注ぐ)

わぁ〜、ぱちぱちしてる!」


男 (微笑みながら)「キミさんから、どうぞ」


女 「はい…いただきます。

きゃっ!(初めての刺激に驚く)喉がピリピリします…」


男 「あはは。びっくりしますよね。

では、僕もいただきます。ぷはぁー」


女 「ちょっと痛いけど、おいしいです!

さっぱりして、甘くて、シュワシュワして…不思議な飲み物!」


男 「そうですね(笑)スッキリしますね」


「あ、そうだ!明日、夏祭りがあるでしょう?

良かったら、一緒に行きませんか?」


女 「え…?あの…私なんかで良いんですか?」


男 「キミさんが良いんですよ(笑)」


女 「ありがとうございます。では、ぜひ、お願いします!」


男 「じゃ、明日、6時に迎えに来ますね」


女 「はい!楽しみにしてますね。

あの…2人で出かけるの、初めてですね」(照れながら)


男 「いや…あの…そ、そうですよね!心配なら断って良いですからね」


女 「いえ、そんな…いやじゃないです」(照れ)


男 (慌てて)「それじゃ、ごちそうさまでした。また明日!」


女 (何着ていこう…ドキドキする…。はじめてのお誘い…)



✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼

声劇用台本です。

各種配信アプリにてご利用いただけます。

ご利用の際は、事後でかまいませんのでコメントまたはTwitterのDMにてご報告をいただけると嬉しいです。

聴かせていただきます。Twitter@fuwari3333


なお、YouTubeその他、投げ銭アプリにてご利用の際は必ず作者名、TwitterID、タイトルを明記してください。


※舞台は昭和初期の田舎町をイメージしてください。

2人の関係はご想像にお任せします。


※アドリブ不可。方言のみ可。

※SEはおまかせします。





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