ほのぼのゆっこちゃん

第8話 夏祭り

ドンチキ、ドンドン、チキドンドン。

「にぎわってるねえー」

「そうだね。

　あ、ゆっこ金魚すくいあるよ？」

「おぉー！金魚すくいやろお！」

「ヘイラッシャイ！」

「おじさん二人分お願いします。」

「アイヨ！ホレ！取っていきな！」

わくわく、わくわく。

「きっか！ゆっこ、あの大きいやつ捕まえる！」

「おーあれは大物だね。

　ゆっこ、頑張って。」

そー…そー…

スクイッ！

ぽちゃんっ！

「おーのー、きっか破れたあ…すんすん」

「ゆっこ私に任せて。」

そー…そー…

スクイッ！

ぽちゃんっ！

「あら、ゆっこ私も破れてしまったよ。」

「すんすん…」

「ありゃま！仕方ないなあお嬢ちゃん達可愛いからもう一枚だけ！ホレ！」

キラキラ、キラキラ。

「おじさん、ありがとお！」

「よーしきっか捕るよー！」

そー…そー…

スクイッ！

「やったー！取れたあ！」

「お嬢ちゃん！ナイスファイト！」

「おじさんーありがとう！！」

「持って帰るかい？」

「うん！！」

とぽとぽ、きゅっきゅ。

「はい、金魚！」

「わあーい！」

うきうき、うきうき。

ヒューーーパンッ！パンッ！

「わああー！

　きっかー！花火ー！！」

「綺麗だねー。」

二人は花火を見ながら祭りを楽しんだ後家に帰って金魚を眺めながら、寝ましたとさ