ショートショート焦土商都

有象無象

幽霊

‪ショートショート 幽霊‬

‪男はオカルトマニアで幽霊というものに

非常に興味があり是非幽霊に会って話が

してみたいと思っていた

ある日男が歩いていると目の前に

白い着物を着た女が現れた

その女をよく見ていると足がなかった

そしてふわふわと浮遊していた‬

‪「間違いなく幽霊だ!

俺が長年探し求めていたものだ」‬

‪男は興奮して幽霊に話しかけた‬

‪「お前は幽霊なのか?」‬

‪「そう」と幽霊は答える‬

‪男は興奮して喜びのあまり

ガッツポーズをして奇声を発しながら

周囲を走り回った‬

‪幽霊の姿は周りの人には見えていない‬

‪なので周りの人からは奇声を発しながら

暴れる変人にしか見えなかった‬

‪しかしそんなことは男にとって

どうでもよかった

その時幽霊は「私消えるから」と言った 

男はもっと幽霊と話がしたかった 

しかし幽霊は煙のように消えてしまった‬


‪男は持っていた注射針を腕に刺した‬

また幽霊が現れた

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