16 手術

「どいつもこいつも、邪魔ばっかしやがってよー」

イロは手あたり次第、蹴飛ばす。ここは、病院?床には血が、誰のだ?


「ここの世界の奴らは、どいつも、とろいやつばっかりだから余裕だったけどなー?」

まさか、この病院の職員たちの血か。


それにしても、イロ・・顔が半分ただれている。あんなに可愛かったのに勿体ない・・。


・・今俺は、手術台に乗せられて動けない。何をするんだ?


「あたしはさー?知ってると思うけど?あんたを愛してる」

顔を近付けて手を方頬に。以前は可愛くてドキドキしたけど、今の顔は

・・怖い。


「あたしは、この顔をあんたに見られるのは、耐えられないんだ。じゃあどうすればいいと思う?」


・・何を言ってるんだ?


「だからさ?あんたの目を見れないようにすればいいんだよ」

手にはメス!


「んー!・・!」

暴れようとするが、動けない。止めろ!


(ぐさ!)

刺さったのは、イロの腕に剣。


「あん!?」

見ると・・


「お前の占いは当たってたな・・イロ」


女剣士レイカ!!1ヶ月ぶりの再会!


「て・・てめえレイカ・・!」

腕からは緑の血。イロは、メスを投げる。レイカはバク転で交わす。


「殺してやる・・」


「緑の血か。イロ、モンスターに変わったな?」


「うるせえ!死ねええ!」


すれ違う。


・・どさっ。イロは倒れた。

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