11 戦争

「なんてことだ・・」

レイカの国は破壊されている。


「許さない!」

多数のモンスターに斬りかかる。


ーーーーーーーー


「やってる、やってる」

それを見て笑う、毒士イロ。


「酷い、なんてことを・・」

悲しむ姉アイ。


「あたしを追い出したんだ、自業自得だよ。それじゃこの間に、目的を達成するよ」


「・・やっぱり酷いよ、イロ」


「そう思う?」


「当たり前でしょ、関係ない市民を巻き込んだりして、もう、私は、我慢できない。助けるわ」

街へとかけ出す姉。


「姉さんは真面目だねぇ。感心するけど、止めた方がいいと思うけど?」


「・・・」

その言葉を聞かず、かけていく姉のアイ。


「ふん、バカめ」

イロは、背後からふわっと近付いてハンカチで顔を覆う。


「う・・」

即効性の睡眠性の毒で、気を失わせる。


「お楽しみはこれからだ」

イロの目が怪しく光る。

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