9 姉妹

俺はレイカと付き合うことを選んだ。


「ありがとう、乙戸」


「よろしくね、レイカ」


―――――


「アイ姉はこれでいいのかよ?!」


「仕方ないでしょう、イロ、乙戸さんが選んだのだから」


「へー!ご立派な。人間が出来てるねー・・じゃあこれは何?」


「!?」

アイと、吉羽乙戸との、ツーショット写メ、加工して(Love)と書いている。


「返して!」


「お姉さまぁー、素直になろうよぉー?」


「う・・」


「実は悔しいんでしょうー?レイカに奪われてー。そりゃそうよ、ここに来るのって、乙戸の事、好きな女ばっかなんだからさぁ」


「イロ、やめて・・」


「このままだと、レイカと結婚しちゃうよ〜?」


「・・!!」


「いいのー?」


「それじゃあ・・どうすればいいの?」


「さすが、お姉様ー、・・方法は、こうよ・・」


イロの陰謀が始まろうとしている。

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