『小さなお話し』 その138
やましん(テンパー)
『議員内閣制』
弟子
『このくにの、議員内閣制とは、いかなるものなのか?』
師匠
『シナリオライター的な有力議員が作ったシナリオに基づいて選ばれた総理が支配する、独裁政治のことである。しばしば、陰の黒幕がいるともされる。』
弟子
『お師匠さまは、社会科は落第でしたね。』
師匠
『ほう、ならば、問う、このくにの、議員内閣制とはなにか?』
弟子
『知らないところで選ばれた総理大臣が、知らないところで、我々の未来を決める、カジノのようなとこのことです。』
師匠
『まったく、そなたは、大師匠さまが選んだだけのものではあるな。』
弟子
『お褒めいただき、光栄です。』
通り掛かった大師匠
『そなたたち、修行以前の問題である。図書館行って来なさい。恥ずかしいから。』
師匠とその弟子
『はい。』
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『小さなお話し』 その138 やましん(テンパー) @yamashin-2
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