おおぐま と こぐま
月のきおん
第1話
おおぐま と こぐま
ある日こぐまくんが言いました。
おおぐまさん、どうしたらそんな大きな体になるの?
こぐまくん、私みたいに沢山笑って泣いてそして大きな声で歌えれば大きくなるよ。
どうして沢山笑って泣いてそして大きな声で歌えれば大きくなるの?
それはね、空気をいっぱいすっているからだよ。
こぐまくん、はーい、いっぱい空気をすってごらん。
少し大きくなった様な気がして来たよ、おおぐまさん。
私みたいに少しは大きくなったかな?
そして沢山笑って泣いてみてごらんよ。
わーい、楽しいなぁ。 ワッハッハ。
えーん、悲しくなって来たー。
そこにおおぐまの奥さんがやって来ました。
何? こぐまくんに何をしているの?
えっ? あっと。 あっとっとっとっ。
こぐまくん、うちの人の言うことを直ぐに試して綺麗なココロをしているわね。
それなら、最後の空気をいっぱいすえばすぐに大きくなるわよ。
はい、いっぱいすって。
ぷぅおんー!
そしてこぐまくんはあの大きな雲の彼方に飛んで行ってしまいました。
おおぐま と こぐま 月のきおん @kioco
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます