次の職業は魔王です。
七流
勇者最後の仕事
「ついにここまで来たか」
自分が異世界召喚されてから18年の月日が過ぎていた。
自分の名前は龍磨祥二(たつましょうじ)、異世界召喚されたのは19歳の時。
最初は小説や漫画で見ていた世界に心踊ったが、召喚された後に謁見した国王と王妃を見て、自分は捨て勇者と言う事に気がついた。
しかも自分と共にあと3人召喚される予定であったが、予算を渋った国のせいで1人で全てを背負うことになってしまったのである。
それから18年。
今や祥二は37歳。
魔王討伐に大陸中を旅してついに魔王城の玉座の間まで到達したのである。
玉座に座る魔王。
見た目はドラ○エの魔王を思わせる。
「何をしに来た」
地の底から響くような魔王の声。
祥二は剣を抜きながら
「話し合いをしに来た」
と、毛頭そんなつもりもないセリフを吐きながら魔王の前に立つ。
「よかろう、お前の言う話し合いに応じてやろう」
不敵な笑みを浮かべながら立ち上がる魔王。
そして祥二最後の戦いが火蓋を切った。
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