2021/6/6 雨上がりの黄昏時



2021/6/6 雨上がりの黄昏時







口を開けば

毒が

溢れてくる



そのくらいに

喉元までに

毒がぐるぐる

静かに煮えてる




きっと

存在がある限り

この毒は消えないのだろう



その存在の

喪失を願うようになって

もうどのくらい経つだろうか



いつになれば

この願いが叶うのだろう


その時は

どのような自分でいるのだろう

涙するだろうか

笑うだろうか

何も感じないだろうか




もうこの感情から解放されたい



でもそれは喪失を意味する








いつのまにか


こんな人間になってしまった









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