未来型サービス再び

佐竹は阿部さんが

PCR検査を終えて

自宅に戻った頃に

電話をかけた


「安部さん!

PCR検査はどうでしたか?」


「緊張しましたよ・・

唾液の検体を採取して判定をするようですね

なかなか唾液が出なかったので

大変でしたが、何とか

検査を終える事ができました」


「検査結果はいつ頃

出ると言っていましたか?」


「今回、区内のクラスターが多数発生による

濃厚接触者が多数いるようなので

少し時間がかかると説明がありました


ただ検査結果が出次第

私の携帯に連絡が入るようなので

佐竹さんにお伝えするようにしますね!


ところで・・・」


「安部さん

明日以降のサービスですね?」


「そうです・・

家内が自宅に戻ってから

日常のケアは受けられますが

介護保険サービスで

どこまでフォローして貰えるのか?

丸亀デイはクラスターが発生した為

しばらく閉鎖ですよね・・


もし私がコロナ感染していたら

入院になるのか?


でも私は入院したくはない・・

しかし家内に負担もかけたくはない

本音で言えば、今一度

未来型サービスで助けて欲しい!

というのが正直な気持ちです。。」


「未来型サービスですか・・

先日、奥様が骨折され

霞が関総合病院でクラスターが発生し

ホテル待機が余儀なくされた事で

緊急性が高く、介護保険でフォロー困難と

判断された為、「未来型サービス」を

利用する事ができました


今回も緊急性は高いと言えますが・・

まず介護保険サービスで

調整させて頂き


どうしてもフォローが

困難な領域に関しては

未来型サービス利用を

検討させて頂く形でよろしいでしょうか?」


「ありがとう!

佐竹さん!

宜しく頼みます!」

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