第20夜 2024/5.5 セルフ脳内実況の世界
髪は自分で切る者、今回はおはようございますな時間の藤宮はなです。
伝えベタな陰キャオタクには、微調整が自分の感覚次第なセルフカットの方が、自分の満足いく仕上がりになるという。最初の内は失敗するのが鉄板ですけど。
最近古いアニメを一気見しながら、ニコ動とかスレ実況みたいなツッコミを脳内実況する癖がついてしまいました。っていうか今の感覚だと昭和のアニメって重鎮ばっかりで声優豪華すぎません? そう考えると00年代とかに若手だった人らももうベテランになってるもんなぁ。
でもドタバタ感って時代性出ますねぇ。これ大丈夫?ってネタも多いけど、センスの良い台詞がちょっとしたシーンにもある。子供向けでも容赦なく社会風刺的な切り口で鋭く抉ってきますし。
暗いシーンの絵だって画面を直接暗くせず陰翳付けてるので、動きがシンプルに見やすい。今のリアルな暗闇の映し方って、実写先行のトレンドなんでしょうけど、何とかならないかなぁ。
後、1話完結作品だと起承転結がクッキリなので、脚本家の訓練にもなったはず。これは週刊漫画に近くて、だから原作アリの方がやりやすいんでしょうね。ラノベ原作だと、今もどこまでやるかかなり苦労しそうなイメージ。
そういう意味では今の漫画の中には、毎回の連載プラス巻ごとの構成を考えて、区切り入れながら次への布石打ってる漫画家さんって凄いですよね。まちカドまぞくとかその辺めっちゃ考えられてて感心。
ジャンプアニメなんかは○○篇ってタイトルにして、初めから何話の枠って感じに全体の構成決めて制作出来るからビッグタイトルは強い。最近は原作本体も引き延ばししない傾向だし、追いついて何ヶ月も変なアニオリ展開もないので安心。
人気タイトルの場合は、ラノベ原作も長期継続視野で制作出来るそうですけど、実際原作ラストまでアニメ化した作品って少いんじゃないかな。まぁいつまでもやってる原作もいっぱいあるし、大分経って続篇制作も今じゃ普通か。
分割2クールとかにしないと現場が保たなかったり、やろうと思えば変則構成にして放送だけに縛られず配信する事も可能ですしね。
そうそう、ツッコミを逐一入れつつ見ると面白いって話でした。キャラの行動原理やら、強引な解決とか、どうしてそうなった的なの満載だとネタ枠的に見てても飽きないんですよ。やっぱりキャラの掛け合いが面白くて、昔のギャグ漫画と同じ空気だから読み慣れていると自然に笑えるという。
どういう所から影響受けてるか、当時の流行りのパロディ、世相が分かる台詞や絵など普通に鑑賞するだけでも良作の宝庫なのだから、何倍も美味しい。
っていうかわたしが若い頃、関東圏でしか放送されてなかった作品や、話は聞けども中々再放送されない伝説の名作、こういった不満の解消込みでオタクの望みを叶えてくれたのだから、サブスクは神と言っても良いのでは?
円盤ボックスは高額なのに期間限定盤ばっかりで手に入らないし、レンタルでアクセス出来る作品数も4枚で1000円とか1枚100円とかで、地方の店舗は品揃えも微妙でしたから。まぁレンタルで人生変わった作品を発掘する楽しみはありましたが。
サブスクの利点として、地方格差だけじゃなく、リアタイ視聴しなくても録画時間に患わされずに済むも追加で。溜まってきてからHDD消して整理するのめっちゃ大変だったんだよねぇ。
実はわたしみたいな面倒くさがりには、放送期間中に後追いで1話から視聴可能なビジネスモデルに変化したのも、マジでアニメ視聴のQOLが上がったと思う。見逃してそのままフェードアウトとか、興味出た時にはもう終盤とかザラにあったので。
そういう訳で恩恵受けてるユーザーとしては、何とか末端のアニメーターのお給料に反映される仕組みになって欲しいですね。制作委員会だけを叩いてもあまり良い方向に向かわないだろうし。
放送局とのトラブルも実写ドラマ化で顕在化しちゃったし、メディアも新時代に向けて変化適応してくれたらと思いつつ、今回はこんな所で。
<雲地>
今日の1曲 The Monkees "Daydream Believer" (1968)
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