第24話 美人黒猫なナジュナジュと師匠アリステア

「それから、今回は止めておくのを忘れたらしいが

塔の特訓用の仕掛けはちゃんと止めておく・・と町長が言っていた」

ぽっつんと追加でアリステア先生


心の中で 鏡の中のナジュナジュを思い出して 

ちょっと残念に思うリアがいた・・。



それから・・

こちらは 現実のナジュナジュ

「ごめんね!ごめんね!」と泣きながら言うナジュナジュ


ナジュナジュの肩程の黒髪が揺れ、黒い猫耳が震えている。

綺麗な青い瞳から涙の雫が零れて落ちる。


「ナジュナジュ君は 

リア、お前が完治するまでは 看病してくれるそうだ よかったな リア・・」


「え?」

ベットで寝ていたリア少年(猫)の薄茶色の耳がピクピク、尻尾もパタパタ


にやあ~んと笑う 魔法使いの先生アリステア 

アリステアの白いペルシャ猫なフサフサの尻尾が揺れた。 


それから師匠アリステアは 長いうねる金髪を軽くかきあげた。


「こんな美人で可愛い子(両性で半分は男の子だけど・・)が

そばについてくれて なんて幸運なんだ」アリステア先生



「ああ、泣かなくていいぞナジュナジュくん リアは大丈夫だから・・」


そう言うとさり気に 

ナジュナジュの頬にキスをする 魔法使いのアリステア先生


「え?」と驚くナジュナジュ  


思わず 嫉妬の気持ちもあったりして、軽く先生をにらむリア

(美人には すぐに手を出すんだから この師匠は・・) 




12.10~12.11

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