第18話 ご飯タイム☆

「なんとか無事に済んだね  晩御飯にしようか?」 とナジュナジュ


「ご飯!ご飯!」とアシャアシャ 


ニンジン キノコ などをみじん切りにして 細かくしたもの 

ミニオムレツや炊き込みご飯のおにぎり・・


それから ハムやレタスにチキンなどの

ボリュームたっぷりのサンドイッチに キッシュ 

野菜や豆を入れたミートローフに ミートパイ


ポットに入れたお茶2種類 紅茶と緑茶に 

炭酸入りのジュース  他にも黒スグリやブラッドオレンジのジュース

 

魔法瓶の小さなポットがもう一つ 白身魚やアサリなどが入ったポタージュスープ


「わー!ナジュナジュが全部作ってくれたの!」リア

「凄すぎ!!」瞳を煌かせる


「まあね えへへ・・」とほんのり、頬が紅くなり明るく笑うナジュナジュ


大きな湖のすぐそばの公園のベンチで 三人はパクパクとご飯を食べる

ナジュナジュの青い瞳が リアの顔を覗き込む


「どう?美味しい?」 なんだか心配そう


「うん!すごく美味しい!」と・・リア 


「よかった!!」ほっとした顔をするナジュナジュ


「キャンデー食べゆ?」とアシャシャ  

アシャシャは 小さなポーチを手首にかけて ポーチから キャンデイを取り出す


「あ・・例のキャンデイだね いただくよ 有難う」 とちょっと苦笑いのリア

「う、うまい」何気に涙ぐむ


「にいたんも 」アシャシャ


「はいはい 有難うね アシャシャ 」ナジュナジュ


キャンデイを口の中でもごもごさせながら

バックの中の荷物を整理しているリア

そして バックの中から何冊かの本が落ちて


それをひょいと 拾うナジュナジュ


 「リア 魔法の勉強の本 もってきてたの?」ナジュナジュ


「うん なかなか勉強が進まなくて 先生からの宿題もあってさ」


本を手渡すナジュナジュ 

さらりと 夜の風に 長いナジュナジュの黒髪が揺れる

ぴくんと ナジュナジュの黒猫の耳が微妙に無意識に動く

半分伏せた青い瞳  月の明かりを浴びる ナジュナジュ


その妙なる美しさに

どきん!とするリア


「アシャシャも本を見ゆう~」とアシャシャ


「ええっと・・

魔法の呪文がかかれてるけど 僕らが読んでもいいの?」とナジュナジュ


「声に出さなければね

それに 仮に声に出したとしても


魔法資質のあるネコは数匹に一匹で 魔法資質がない限りは 効果はないから

心配ないよ」リア


「じゃあ リアは数匹の中の一人なんだ すごい」


「えへへ」

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