第13話 次なる難題

そして・・そして 更なる次の難題は・・・


がたん!ごろん!


巨大なボールが沢山

上から落ちてくる


中には飛び跳ねるボールもある


「ふんぎゃあああ!」飛び上がり なんとかよけるが まだまだ

ボールが落ちてきた!


三個目のボールのために 横壁に押し付けられる

「む・・むぎゅううう・・!」


「う・・うお・・」なんとかボールから 逃げ出して 上の階に上がる


「はあはあ、いくら特訓用だからって・・きついぞ!これ!

大体! 何のための特訓なんだ!!」


叫んでると 今度は なぜか ちゃぶ台が沢山 階段の上から転がってくる

何故だか 巨大な野球ボールも一緒に転がってくる


「なぜ!なぜ!ちゃぶ台なんだ! それに この巨大な野球ボール!

それにバックミュージックに聞こえてくる

この歌はなんなんだ! 」


ちゃぶ台と野球ボールから 逃れたリアだったが・・


おお!今度は 目の前に巨大なボクシング用のグローブが空中から現れたぞ!

しかも なぜか背景が 白い四角コーナーと変わった 

ボクシング用の場だろう!これ!!

横で二人の人物が戦って・・白く燃え尽きているようだし


と・・とにかく逃げよう・・・


「ファイトお!チュウ!」

赤い半ズボンに

同じく赤いグローブをつけた巨大なネズミが僕に挑みかかる


僕より二倍ぐらい大きい!


容赦なく 巨大なボクシング・ネズミから 

右に左にパンチが飛んでくる


「うおお!」悲鳴をあげながら

逃げ回る


「ネコの手!」 柄のついたネコの手が現れる!

ネコの手は 巨大ボクシング・ネズミに立ち向かう


「いけ!そこだパンチ」 


そしてハッと気がつく

そうだ 今のうちか 今のうちに逃げよう


「すまん ネコの手 後は頼んだ!」


ところが巨大ボクシング・ネズミ

不気味な、 うなり声を上げたかと思うと

 

いきなり分裂して 二匹になる


「ゲッ!」


追いかけて来る もう一匹


必死になって避けて、逃げ廻る

 

「うおお!パンチが キックが飛んでくる!」

ヒュン!ヒュン!パンチやキックが炸裂!


「ぎゃああ!」


どうにか避けて、逃げて

更に上の階へ・・・


「はあはあ、やっと振り切ったぞ!」

汗を拭きながら リアは独り言を言う


「しかし まだまだ途中なんだよね

次には何があるのか・・心配になってきたぞ」

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