第3話自分は何人いるの
そんな毎日が変わり始めたのは、退院してから5日目の日
いや、6日目からと言っていいだろう。
退院して5目の朝・・・・・・・
「洋子、今朝は目玉焼きと納豆でいいでしょ」
「なんでもいいよ」
「ちょっと待っててね」
「は~い」
朝ご飯を持ってきながら母親は
「ハイご飯。洋子、昨日ね洗濯ものが無くなっていたのよ。なんか気持ち悪いよね」
「ええ!!なにそれ」
「洋子、誰か来たか見ていない??
「ええ、わからない、今度から気を付けて見るね」
「お願いね、ところで治ったらどっかにみんなで美味しいもの食べに行こう・・・ね」
「うん」
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