第一話 制服の猫巫女 後編 〜そのデーモンが、あまりにも強くて〜

 あまりに非現実な出来事に目を疑い、手が小刻みに震えだす。私の事を、成人男性から発せられるような低い声が、木陰からてしてしと歩いて現れた猫から発しているのだから。

「大声を出しても構わんが、その場合君一人が心配されるだけじゃぞ。なにしろ相手は猫なのじゃからな」


 身体を硬直させたまま、思い付く限りの考えを出そうと思考回路を張り巡らす。当然猫の言葉なんて頭には入ってこず、私は今この瞬間手を伸ばすだけで得られる結論を身にまとって、なんとか現実逃避することに。

「えっと、あれ⋯⋯?どこから、どこまで⋯⋯?」

 喋る猫に知られている私の名前と年齢、聞いた事のない言葉、この三つを冷静に今噛み砕くならば、夢という他あり得ない。

 私は小さく何処から何処までが夢であるかを口から漏らして考えていると、それを聞いていた猫は尻尾を揺らしながらそれに言葉を挟んできた。

「夢ではなく現実であるぞ。そしてお前は一度私と会っているはずじゃ」

 世界の裏側に回ってしまったように思えてくる。声だけならまだ判断が付くが、声の主が猫である以上夢でしかこれはあり得ないはずなのに。だがこの猫は確かに言った、「夢ではない」と。

 

 そうだ、今朝、目が合ったあの灰色の猫⋯⋯いや、でもどうして⋯⋯。

 一番あり得た答えが否定されてしまった以上、とにかく思考という名の地球儀をこれでもかと回し続けるしかない。もう私にはこの事実を受け入れる以外の道は閉ざされているのだろう。

 こういう予想外の展開になった場合には必ず自分の今いる状態を把握した上で壁を背にしてはいけないと、私の今積んでいるものから学んでいる。

 しっかり自分を保たなきゃ。こういう時こそ、冷静に物事を処理しなきゃ。

「えっと〜⋯⋯その、猫巫女ねこみこっていうのはなにで、私になにをさせたいの⋯⋯?」

 猫は私の言葉を聞いた後、口をゆっくりと開いて答え始めた。

「ようやっと聞いてくれたな⋯⋯ワシがこの町で仕事をする上で、猫巫女と呼ばれるパートナーが必要なのじゃが、今回お前を猫巫女に選ばせてもらった訳なんじゃ」


「私が猫巫女⋯⋯? 全然分かんないし⋯⋯それに町に仕事って⋯⋯? 貴方以外にも変な猫がいるってこと?」

 人間と同じ言葉を喋る猫に対して、今しがた向き合う覚悟を決めたはずだけど、今度は猫巫女がどうのと言われ心拍数が跳ね上がり、また動揺が隠せなくなった。

 そういえば綾乃からイチオシされたアニメの中で、猫耳の巫女姿をした女の子が鉄球を振り回し世界を救うといったモノがあったような⋯⋯。

「うむ。各地に一匹ずつ仕事として町を担当しておるのだ。この姫浜町には全く縁が無かったのだが、今回この町に初めてワシ担当することになったのだ。ところで⋯⋯さっそく猫巫女として私の力を扱って貰いたいのじゃが、もう構わんかね? 契約を結んでほしいのじゃ」

「え、ええ? 契約って⋯⋯それに私まだやるなんて一言も⋯⋯」 

「ワシの首輪にある鈴に手を添えて念じてくれればそれで猫巫女の契約が完了する。お前の言葉など待たぬよ、ほら。うりうり」

 私の事など気にも止めず、彼は言葉を発しながら、その小さい灰色の身体を私の足へ擦り寄せて契約を促す。

 正直めちゃくちゃ可愛い。そんな反則的な行動で、私はつい答えてしまいそうになる。

 不思議とはいえ、怪しいとはいえ相手は猫だ。大それた事にはならないだろうと一瞬は考えてしまう。これが大人だったら話は変わってくるだろう、反対を向いて全力ダッシュしてたに違いない。

「せ、せめてその仕事⋯⋯? 内容とか、教えてよ⋯⋯別に簡単な手伝いとかだったら⋯⋯まあ、無くは⋯⋯」

 猫は少し驚いた顔で私を見上げて、淡々と説明をし始めた。

「おおっと、そうであったな。お前の言う通り内容は簡単じゃ。迷魂めいこんの探査と、その送り迎えをしてくれればそれで良いんじゃ」


 ⋯⋯んん?

 猫が口を開く度に、聞いたこともない言葉を出してくるものだから、私の頭の中でクエスチョンマークが宙を舞う。とても一回では整理出来ない事だらけで、目が回ってしまいそうになる。

「めいこんの、たんさ⋯⋯? おくりむかえ?」

「うむ。世界にはあらゆる生物の、目にはとらえることの出来ぬ霊的存在がいて、基本的には生物の死後、命は魂となり空へ還るのじゃが⋯⋯空へ還る事なく、現世へ留まったまま、彷徨ってしまっている魂の事を迷魂というのじゃ」

「アニメの中の話みたい⋯⋯え、えっと......つまりその彷徨った魂に、私を使ってなんとかするって、事?」

 猫はにっこり笑って、片手を上げて答えた。

「大正解じゃ。この町の迷魂を全て空へ還す為に、私の力をお前の身体を通して使わなければ、この仕事は成立しないのじゃ。さあ、なので猫巫女契約を」


「で、でも⋯⋯私は⋯⋯」

 当たり前の日常が、今この瞬間崩れようとしている。それは猫の話を聞いている時に何となく察していた。

 そして彼の言葉と愛らしい見た目とスキンシップに惑わされ、ほんの少しでも手伝ってあげたくなったのが運の尽きだったかもしれない。しかし途中で冷静になった私だ。

「⋯⋯うんうんとうるさい奴じゃの〜⋯⋯ほれっ」

 答えはもちろんノーだ。よし断ろう。

 しかしそれを口にしようとした手前、猫は私の右手へ飛び掛かって首輪の鈴を接触させ、それはそれはあっさりと契約を結ばれてしまった。軽い口調で猫は口を開く。

「あっ⋯⋯」

「お前の言葉は待たんと言ったはずじゃ。なに、仕事に期限やノルマは一切設けられていないし、放課後に猫巫女としての役目を果たしてくれればワシらは良いんじゃよ」

 いや違う。そういうことじゃなくて。

 沸々と不審な感情から怒りが込み上げてきた。私にも私の事情はあるはずなのに、なんやこの理不尽な猫は。

「な、なんでそんなに気楽なの! 私はこのまま家に帰って、色々やる事あるのに!」

「よし、ではこのまま町がある程度見えるとこまでいくぞ、そこでまず探査を始める。ほら、お前さんの肩を借りるぞ」

「全然話聞いてへんし!」


 言葉を交わす前に契約されてしまった事に腹がたって、思わず多用しない関西弁と共に感情が漏れ出てしまった。

 右肩にもふっと乗っかられ、指示されるがまま、町をある程度見下ろせる場所まで向かう事になった。

 

 まあここからなら少し登った坂の所が良いかな⋯⋯ってなんで乗っかってるんだ私も⋯⋯。


     ✳︎


「はあ⋯⋯着いたよ。ここでどう?」


 私の肩から一度地面に降りた猫は、私の顔を見つめながら猫は口を開いた。

 腹だたしいけど顔が可愛いから許してしまうのだろうか⋯⋯。もうよく分からなくなってきた。

「ふむ。今回探すのは簡単なやつじゃしな、この辺からでも余裕じゃろう」

 私は目の色を失いながら、次の指示を静かに待つ。もうここまで来たらこの猫に最後まで付き合うしかないだろう。

「じゃあ、ここから探査って奴するんでしょ。どうするの⋯⋯」

「ふっふっふ。それはな⋯⋯こうするんじゃ!」

 すると猫は私の背後へ回り、後頭部目掛けて飛び込んできた。ぴったりと私の頭にしがみつき、足を肩に固定した。

「ええ!?」

 ちょうど肩車をするような姿勢となり、私の額に両手の肉球をぷにっと当てられた。

「これが猫巫女の基本スタイルじゃ。さあ力を流すぞ小夏よ!」


 ⋯⋯思てたんとちゃう。

 どんな超能力的なものを与えられるかと想像していたのだが、こんなのはただの猫に愛されすぎた飼い主そのものであり、一度は夢見る憧れの形だ。思てたんとちゃう。

 私の予想では猫耳が生えて、巫女の衣装が突然身を包んで⋯⋯いやいや、期待はしてなかったけど猫巫女なんて言葉を聞いたらそういうものかと思うし。しかしそんな私を猫は待ってくれるはずもなく、渋々身を引き締めて受け入れる事にした。ああ、肉球の感触は気持ちいいのに、こんなにも変な感情に包まれるなんて。

「やわらか⋯⋯いやいや、もう、ここまできたらだよね⋯⋯。よし、や、やってみて⋯⋯!」

「よしいくぞ、第一式、天眼てんがんじゃ⋯⋯!」


 猫がなにやらまた知らない言葉を口にしたと同時、私の眼の中に一瞬星の模様みたいなものが浮かび上がったように思えたが、それ以外は特に何も起こっていない。

「⋯⋯星が見えたけど、なんにもなってなくない?」

「町をよく見てみろ、青く揺れ動く反応が見えてくるはずじゃ」

 そんなものがあったら普通に大事だけど⋯⋯。

 猫の言われるがままに町を眺める。

 すると確かに町の向こうの方で、青く小さく揺れ動く炎のようなものが建物の近くに居るのが確認出来た。

 私は少し興奮気味で、猫にそれを報告する。

「おお、おお! なんか見える! なんか揺れてるよ! あれが迷魂? えっと、あ、あれ? おおっ⋯⋯!」

 その迷魂の揺れ動く場所へ目を凝らすと、視界が一気にその場所の近くまで縮まった。

 身体がワープしたとかではなく、眼前に写る視界のみが、そこへ移動している。

「ここ、そんなに遠くない所の書店だ⋯⋯私の家から自転車で五分くらいのとこ」

「なるほど。なら早速自転車に乗って、その書店へ向かうぞ」

「う、うん⋯⋯」

 もう変な力を使わされた以上どうにでもなれだ。事が終わるまで素直にこの猫の指示に従おう。

 今日はもうそういう一日なのだと腹を括り、私は自転車を取りに肩に猫を乗せたまま家まで帰った。


     ✳︎


「ただいまー、お母さんちょっと急用があるから、このまま自転車使うね」

 帰宅するや否や私は鞄を置いて、自室から自転車の鍵を取り出してそのまますぐ家を後にした。

「うん、それは良いけど、小夏? あんた⋯⋯」

 そんな私にお母さんは声をかけてきて、玄関で足が止まる。

「うん〜?」

「おでこ、なんか跡付いてるわよ?」

「はっ⋯⋯!」

 出かける前に洗面台で顔を洗った。


     ✳︎


 猫を肩に乗せながら自転車を五分ほど走らせて、迷魂が居たであろう書店の近くへと着いた。自転車を降ろして、周りを見渡す。

「ここでそのテンガンってのは使えないの?」と私。

「⋯⋯あまり使い過ぎると腹が減る。それに、力を使わずともここまで近ければワシになら分かる。この店のすぐ隣じゃな」

 その小ぢんまりとした書店の隣にはなにもなく、真ん中には看板で売地、と書かれているだけだった。

「特になんにも⋯⋯あ、青いのが⋯⋯」

 天眼を受けた影響が残っているのか、私の目にも薄らと、その青く丸いサッカーボールほどの大きさの迷魂が、売地となった場所の隅でゆらゆらと漂っているのが確認出来た。


「あれを還すんだよね⋯⋯?」

「うむ。ただ迷魂を還すには、空から伸びた管に近い神社まで案内せねばならん。その為に一旦ワシの鈴へ内包するのじゃ」

「なるほど⋯⋯?」

 猫はそういうと、私の肩から頭の上へ移動した。

「では第二式、お迎えじゃ。迷魂に向かって手を振ってみろ。安心していい、青色は襲うようなやつではない」

「分かった⋯⋯や、やってみる⋯⋯」

 私は周囲に人がいないか確認し、恥じらいを感じながらも売地にいる迷魂に向かってを手を振った。

 すると迷魂から光が微かに溢れ出して、徐々に吸い込まれる形で猫の鈴へと内包されていった。


「これで終わりじゃ。後は神社へ向かうぞ小夏よ。最後はそこで送り出すだけじゃ」

「うん⋯⋯」

「? どうしたのだ」

「あの迷魂、迷子っていうよりは、なにか理由があってあそこにいたように思うんだけど⋯⋯」


「そうとは限らんぞ。ただただ迷子になってしまっただけの奴が大半じゃし。⋯⋯それに理由を知ったところで、ワシたちにはどうにも出来んじゃろ。さ、神社へ向かうぞ」

「分かった⋯⋯」


 死人に口無し。もし今迎え入れた迷魂が生前に悪事を働いていた者だとしても、今を生きている私にはそれらに干渉する必要は無いのだろう。

 そんな事を考えながら、私は町の神社まで自転車を走らせた。

 

 私の住むこの姫浜ひめはま町は丘陵きゅうりょう地帯にあって、山の手へ住宅が広がっていて、私の家や学校は比較的町の中心に位置している。そして上の高台には駅があり、遠くへ移動する場合には必ずその駅を利用する。

 そして駅に向かう途中の砂利道に曲がった所にあるのが、この町唯一の鬼月おにつき神社だ。


「何で神社からじゃないと迷魂は送れないの?」

「天眼を使用した際空は見なかったのか? 空から透明の管の道が、町の神社へと降りているからじゃ」

「神社にしか繋がってないなんて、迷子になるのもちょっと分かるかも」

「ところで、やけにすんなり私を受け入れてくれているが、考えでも変わったのか?」

「ちょっとだけね⋯⋯分からない事の連続は、多分人より慣れる自信があるから」

「それは独り言で発していた倒すという所に繋がっておるのか?」

「⋯⋯ま、まあね。早く迷魂、送ろうよ」

 神社に入る必要はないようで、鳥居の近くで止まり、猫は天眼を使用した時と同様に私の頭を後ろから抱きしめ、再び額に肉球を当てた。


「これが第三式、送り還しじゃ」

 猫の鈴が小さく青く光り出し、鈴から出た迷魂がゆっくりと管を通って、空へと昇っていった。

「ふむ。これでワシたちの役目はしまいじゃ。家に帰って良いぞ⋯⋯ん? お前⋯⋯そうか、見てしまったか。あの迷魂の記憶を」

「私⋯⋯これ、続けてみたい。迷魂の、あの子の記憶に触れた時、思ったんだ。あんな思いを抱えながら彷徨ってるんだったら、私が全部還してあげたいって⋯⋯勝手な事だけどさ、そう思ったの」

「そうか⋯⋯まあ、いい心構えじゃな」

 空へと還る魂と共に、私はその迷魂に刻まれた記憶を断片的に覗いてしまった。多くは語らない。多くは考えない。

 幸せな日常。

 絵本の読み聞かせ。

 雨の日に転けた帰り道。

 おばちゃんから貰った絵本。

 交通事故。

 お母さんに読んで欲しかった、最後の絵本。


「受け入れて、前に進むしかないよね。多分そうやって、猫巫女はやっていくんだよね」

「ああ、しかし記憶に左右される事はないぞ。さあ、お前さんも早く家へ帰るんじゃ。また会う時に猫巫女として活動してもらうからな」

「うん⋯⋯じゃあ行こう、私の家」

「⋯⋯え?」


     ✳︎


「まあ猫くらい良いだろう、でも世話は小夏がやるんだぞ」

「調べたんだけど、ロシアンブルーって種類みたい!まだ小さくて可愛いわねえ〜。目も宝石みたい!エメラルドグリーンって奴よね!」

「首輪をもう着けてるとは用意周到だな小夏は! 名前も考えてるのか? おいおい母さん凄いぞ小夏の行動力!」


     ✳︎


「何故だ⋯⋯」

「ん〜?」

 ロシアンブルーでエメラルドグリーンな瞳の私に向かって、小夏は少々気持ちの悪い微笑みをこちらに向けた。

「ワシは飼い慣らされる為に来たのではないし、猫巫女の元で世話になるなど⋯⋯おい、聞いておるのか」


「ちょっと黙ってて⋯⋯ぬああ〜ん! やっぱり倒せないよ〜」

 画面を凝視しながらがちゃがちゃと、両手に収まる黒い物体を動かしながら小夏は両手を上げ、背中に置いてあるクッションにそのまま倒れかかった。


「倒すとはまさかゲームの中の敵だったとはの」

「そうだよ、これが私の、唯一誰にも明かしてない趣味なのさ」

 小夏の両親もそうだがワシよりマイペースな所があるのではないかと溜息をつかざるをえない。

 そして一番気にかかる首輪に書かれたこの名前。小夏命名だそうだが、ワシには本名がちゃんとあるというのに、なんだというのか。

「ラオシャ⋯⋯これからはそう呼ぶからね」


「お前が倒せない敵の名前をそのまま取ってきただけではないのか⋯⋯」


「そ、それは別タイトル!今やってるのはもっと強いんだよ⋯⋯!橋の上で戦わなくちゃいけないのが厄介なのに、しかも時間が経つと同じのがもう一匹やってくるの! あ、ゲームのタイトルはちなみにデーモンファンタジスタっていってね、デモファンって略称なんだけど──」

「友達でも誘って協力すればいいだろう」と、小夏の小さな地雷を綺麗に踏み抜いてしまったらしく。

 小夏は画面を動かしている黒い物体を静かに置くと、早口でワシを捲し立ててきた。

「ゲームは独りでコツコツと細々と磨きあげることこそが良いんだよラオシャ? 友達はそこに介入しなくてもいいの。オンライン推奨だろうと独りで強さを積み上げるそれが真髄であり本当の意味での強さなの。ラオシャはそういうの分かってない、今理解して今すぐ、今。吸うよ」


 はぁ⋯⋯。

 利用するだけの関係のはずが、とんでもない奴をパートナーに選んでしまったな。

 猫巫女として最後まで仕事を果たせそうではあるが、色々と振り回されるであろうことは間違いない。

 そして深夜からゲームの最新情報を配信する動画を一緒に見るとは、この時予想もしていなかった⋯⋯。


 ああ、ワシ受け入れるべきは受け入れることにする。

 小夏とは長い付き合いになりそうじゃな。

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