駆けるのは

私の中を駆けるのは

光の粒と旋律の波

指先をくすぐり心臓を満たして

背骨に沿って駆け上がる


吐息は恍惚に濡れて

揺れる頭を抑えながら

私は瞳を開く

快感に流されては駄目と


今か今かと唇で待ちわびる

駆け巡った光と旋律は

外へ飛び出るその時を


さあ 歌を歌おう

光に満ちた旋律を

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