【アルファポリス・カクヨム】小説投稿サイトごとに違いがあるのか……。アルファポリスの収益還元システム「投稿インセンティブ」を研究中。
重複投稿のデメリット、「他のサイトでも読めるものを読もうとは思わない」がまだ分からない
重複投稿のデメリット、「他のサイトでも読めるものを読もうとは思わない」がまだ分からない
あちこちの小説投稿サイトに同じものを投稿することで、それぞれのサイトの読者様の目に触れやすくする……それが重複投稿だ。すごい人だと「この作品は◯◯と◯◯と◯◯と◯◯と◯◯と◯◯で投稿してします……」と、作品紹介欄にサイト名が並んでいる。
2つのサイトに掲載すればチャンス2倍、6つなら6倍……と単純に思うがデメリットもあるという。
その中に「他のサイトでも読めるものを読もうとは思わない」というものがあり、何回か見かけたような気がする。しかし私はこの意味がまだよく分からない。
私なら作品を探しているときなろうで見つければなろうで、カクヨムで見つければカクヨムでそのまま読むと思う。もしかしたらその時より使いたいサイトがあって、そこでも読めるならそこで読むかもしれないが、「なんだ、他でも読めるなら読まなくていいや」とはならない。
ジュースを飲みたいときに自動販売機を見つけて「でもここで売ってるやつ全部他の場所でも買えるからいいや」と思うにしても……。洗濯機を探して「あっちの店の方が同じものをお得に売っていたな」と思うにしても……。店は変えるかもしれないけれど、買わないという選択肢はないのでは。
って私のような底辺作家の文章にジュースや洗濯機ほどの価値はないか。
それにジュースや洗濯機は買われるかもしれないけど、どのジュースや洗濯機が選ばれるかは分からない。
しかし作品を面白そうと思ってもらえたらどこでも読んでもらえそうだし、どこでも良いから読まれたくて載せているならどこで読んでいただいてもいいのでは……。
ここで重複投稿のデメリットについて調べてみると、読者様側としては「必死だな」「しつこいな」「うんざりだ」と疎ましく思う場合があるらしい。
けどそれって、作品がしょっちゅうトップページに載るような有名作家さんの場合なのでは?
新しいサイトに行く度に同じ作品が目に入ったら、「またここにもある……」となりそうだけど、アクセス数が一桁を越えるか越えないかぐらいの私の作品がウザイほど人の目に付くとは思えない。あっという間に流され、作品名をチラッと見かけた人の記憶にも残っていないんじゃないだろうか。
それとも実際あちこちに登録して投稿やコメントをしたことで私はウザイほど目に入っているけど、ウザイからスルーされているのだろうか。見るからにつまらないとか必死とか?
それは辛い。けど星の数ほど作品があるインターネットの中で「またコイツかよ」と思われている事態はどうしても想像がつかない。主になろうのみで投稿していたときも、カクヨムのみで投稿していたときも、誰の目にも止まっていなかったようだし。一途に一つのサイトで活動すれば好感を持たれるという訳でもなさそうだ。
まぁ反対意見や否定的意見はどこにでもあるし、気にしていてもしょうがないか。と思いつつ少々気になる。
「この作品は◯◯と◯◯と◯◯と◯◯と◯◯と◯◯で投稿してします……」と書いてあることは読者様の心境にどのような効果をもたらすのだろう。せめて3~4個に絞って増やしすぎない方が良いんだろうか。
書き手のこちらとしては今のところ重複投稿を見かけても気にならないというか、むしろ親近感がわく。
*
この間新聞に名作集みたいな広告が載っていた。そこでふと思う。名作に関しては何回名前を見かけても「うんうん、名作だよなぁ」「懐かしいな」「次の世代にも読み継がれるべきだ」と思うし、名作の広告を見て「ケッ、あんな古い作品で未だに金稼ぎかよ」とか「いい加減見飽きたわ!」などと言うひねくれ者はほとんどいなさそうである。
そこで気づいてしまった。名作は何回見かけても名作、駄作は何回見ても駄作なのかもしれないと……。
しかしそれなら「あっちでもこっちでも見たけど、やっぱり何度見ても素晴らしいよなぁ。もう一度読もうかな?」と思われる作品を目指すしかない。
私には作品を宣伝しまくってくれる存在などないのだから、自分でアクションするしかないのだ。小説情報を見かけたとしても読む・読まないは自由なんだし、「あっちでもこっちでも見かけた」ということをあんまりネガティブに捉えないでほしい……。
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