双子

1

「んも〜!!ひなたぁっ、!」

「ん〜?どうしたの?陽菜乃。」

「足、痛い〜!」

「あぁ…、この傷、痛い??」

「うんっ、」

「よしっ、お兄ちゃんが治してあげる!!」


「陽向くん、陽菜乃ちゃんどうしたの??」

「あっ!!冬斗にーちゃん!このやり方で合ってる?」

「おっ、怪我しちゃった?あとはここしっかりぎゅって、そうそう!そうしてたら剥がれないから!」

「よし………!出来たよ!陽菜乃!」

「ひなた、ありがとっ!」

思わず微笑んでしまった。

「さて、こまくんが遊ぶって言ってたけど、来る?」

「行きたい!行きたい!僕行く!」

「陽菜乃ちゃんは、足怪我してるから、あんまり動けないと思うけど、行こっか!」

「うんっ、!」

「よし、おんぶしてあげるね?」


外に行くと、こまくんとあいりとるきが居た。

「お〜!ふゆっち待ってたよ!」

「ひなちゃん、どうしましタカ?」

「足、怪我しちゃったの。」

「るきにーちゃんあれしよ??」

「よしっ、ほら!ぶーん!」

「あははっ!」

るきと陽向くんは飛行機みたいにして、楽しんでいた。

陽菜乃ちゃんは、あいりや、こまくんと話していた。

俺はその様子を見て、幸せな気持ちになっていた。


そうしているとトラックが道を通って行った。

トラックとか通るんだ、なんて思っていたら

「こわいっ、こわいよっ!」

陽菜乃ちゃんはパニックを起こしていた。

「陽菜乃ちゃん、大丈夫、大丈夫だよ。」

「ひなちゃん、大丈夫、デス。」

「るきにーちゃん、陽菜乃が!」

「………行こ。」


「陽菜乃っ、陽菜乃っ、大丈夫だから!!な??」


陽菜乃ちゃんが落ち着いてから、陽向くんに教えてもらった。

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