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9月10日


 印字した原稿に赤ペンでチェックを入れていく作業も終盤。ところがクライマックスになって書いたはずのシーンが出てこない。最後まで赤入れが済むも、書いた覚えのあるシーンが出てこない。

 どこかにバックアップがあるさと、チェックした箇所を打ち直したり、加筆したりする作業にうつる。ポメラをカチャカチャやり始めてすぐに心臓が止まりそうな事態に。

 始まってすぐに文字化けしていて、読めない。慌てて今回の原稿にあたるポメラのファイル三つぶんを確認すると、他のファイルも盛大に文字化けしている。無事だったのは一つだけ。

 まぁ、USBのデータは生きているから多少、面倒くさいことにはなるがまるごと吹っ飛んだわけではないと言い聞かせ、生きている部分に修正を入れていく。

 ところが再度、異変が。

 ポメラのデータは誤字脱字がなおっていたり、加筆がされている。

 どうやらこの十日間かけてチェックしてきた原稿は修正前のデータで、ポメラ上で一度修正しているらしいことが判明。

 まぁ、二度チェックできたからよしとするかと開き直るも、なんとも落ち着かない気分。

 ファイルの管理はしっかりやりましょうというお話でした。

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