第224話久方の ひかりのどけき 春の日に
桜の花のちるのをよめる
紀友則
久方の ひかりのどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ
(巻第二春歌下84)
※久方:「光」にかかる枕詞。
せっかくの日の光も穏やかな春の日というのに、桜の花は落ち着くこともなく、散って行くようなのです。
のどかで、うららかな太陽の光がふりそそぐ春の日。
しかし桜は、ハラハラと散って行く。
できれば、散らないで、そのまま美しく咲いていて欲しい、何故、散ってしまうのかと嘆く。
百人一首にも入った有名な歌、それ以上に、日本人でこの歌を一度も耳にしたり目にしたりしなかった人は、まれだと思う。
まさに日本の春を詠った代表的な名歌である。
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